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2009/07/15 WED (No.2293)


泣きの店長







 かの有名な泣きの店長である。デモ機ではない、売り物のオリンパスペンをボクにいじくり回されて、挙句、まだ買わないよ!とすげなく袖にされた、可哀そうな身の上なのである。関東地方に76店舗を展開する中堅カメラチェーンの1/76の店長で、いわゆる泣きの店長としては4代目に当たる。前の3人はまだフィルム時代の店長であったから、ボク一人の売上げで全店トップの座を勝ち得ることが出来、みな、出世して転勤していった。しかし、この4代目はデジタル世代、ボクの売上げが激減したため、その責任を取らされて、いまだに同じ店舗でくすぶっている。可哀そうな身の上なのである。
 そのオリンパスペン、テスト撮影の結果、かなりいいカメラであることが分かった。単なる懐古趣味だけではない、完成度の高いデジタルカメラだ。小さくて軽いし、手ブレ補正の性能もなかなか。画像生成も文句なしといったところ。これから眼デジに手を出そうという人にはお勧めだ。ご希望の方は泣きの店長に取り次ぎますよ。今回も泣いてくれて、パンケーキセットなら97,000円、レンズ2本セットなら117,000円(送料別)で出してくれるそうです。ちなみに、今日のこのポートレートはペンで撮影。悪くない描写だ。
 ところで、こないだのお台場撮影会のときの写真、例の、レインボーブリッジが4つ重ねで写っている写真だが、読者から、どうやって撮ったのか教えて、というメールが来た。
 技術解説はプレミア版専用である。そちらで教えている以上、タダ取りの人に教えては、金を払っている人の立場がなかろう。別に、ケチで言っているわけではなく、教えるメルマガとそうではないメルマガはちゃんと区別しなければ、それぞれの読者が納得しないと思うわけだ。
 と、まあ、タテマエはそういうこと。でも、特別に教えちゃう。今回だけだよ。
 シャッターはバルブ、もしくは、20秒とか30秒という長時間シャッター。露光している間に、黒い布でレンズを覆い、ちょっと角度を変えて再び露光、これを繰り返すだけ。もちろん、三脚は必須。水平系の動きだけをフリーにしておく。
 夜間の多重露光なので、1回あたりの秒数にあまり神経質になる必要はない。多重露光につきものの露出倍数も考えなくていい。簡単なもんだ。なお、ニコンの高級機など一部のカメラには多重露光機能がついているから、すなおにその機能を使えばいい。
 話は違うが、足立のたかちゃんから、太陽観察用のフィルターの代替品として、溶接作業用の遮光ガラスが使えるというメールをいただいた。正確な遮光率は分からないけれど、最悪でも2枚重ねれば安全であろうとのこと。ホームセンターに売っているそうだから、明日にでも探しに行ってみよう。



今日のプレミア版

アパートの路地




展示作品:
通常版「アパートの路地」
エッセイ:テスト撮影
今日のポイント:条件の良さもあるが
ネット撮影会講評:コージさんの作品
「雨降りの日」

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by osampo002 | 2009-07-16 01:06
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