チガヤ 群生するので千の萱、チガヤと呼ばれる。このように穂が出てしまってからその美しさに気づくが、地下茎が網の目状に匍匐するため非常にしぶとい雑草で、また、綿毛が遠くまで飛ぶため繁殖速度も速い。サトウキビと近縁で糖分を蓄える。まだ穂が出る前、茎の中に穂が詰まっている状態のときに噛むと甘みがあり、食糧難時代に育ったボクらの世代は、子供の頃のいいオヤツ代わりだった。といっても、腹が膨れるほど食べられるような美味しさではない。 その食糧難だが、ボクら団塊の世代でも、それを実体験しているのはごく狭い年代層だけで、たとえば、ボクの2つ年下である次弟はまったく記憶がないという。また、住んでいたところが都会であった者たちだけの体験でもある。ボクより1歳年上の義兄は、住んでいたところが山形の庄内地方であったから、食いものに困るなんて体験はまったくしていないそうだ。麦メシでさえ食った記憶がないという。そういうヤツが政治家をやってるってのは、なんか間違ってるんじゃないかと思うけど、やっかみだな、これは。 とにかく、いつも腹を空かせていた。オヤツなんて、月に何回かいただけるだけなので、子どもは外で調達する技能を身につける。草や木の実が食えるか食えないかという知識は必須科目であったし、カニや魚、カエルやスズメの捕獲法、料理法(焚き火に放り込むだけではあったが・・・)も身に着けざるを得なかった。思えば、ボクのゲテモノ食いの素質は、その頃に体に刷り込まれたものなのであろうか。 今日のプレミア版 はるじおん 展示作品: 通常版「はるじおん」 エッセイ:買物はネットが一番 今日のポイント:食用雑草 ネット撮影会講評:純之助さんの作品 「夢」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Premium版の購読申込みはこちら。 購読料(月間1,050円)はクレジットカードからの自動引き落としです。
by osampo002
| 2009-05-07 02:45
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