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カラーコーン


2008/08/27 WED (No.1972)




 お田んぼシンドロームとでも言えばいいのか、一昨日松之山から戻ってきたばかりなのに、もう次のお田んぼ倶楽部が待ち遠しくて堪らない。今月はずっと外泊だったから、我が家に戻って少しはのんびりしようと思っていたのだが、退屈でしょうがないということもある。
 明日は親父の新しい施設に見舞いに行くことになっているから、終日それで潰れるけれど、明後日から数日間はなにも予定がない。それで、つい「金曜日から松之山に行く」と口走ったら、「あんた、バカじゃないの!」と、鬼嫁に大目玉を食らってしまった。
 ふむ、今回ばかりは鬼嫁の意見のほうが正しい。往復と宿泊代で一泊15000円もかかる松之山に、ただ田んぼを見るためだけに行くってのは、確かに正常な思考過程ではない。仮に、一人で行って作業をしたところで、できる分量は知れているし、他のメンバーも楽しみにしている作業だってあるだろうから、それをボクの勝手で片付けてしまうなど、もってのほかだ。
 しかし、作業などなにもしなくても、ただ、ぼんやりとボクらの田んぼを眺めているだけも行く価値がある。それが正直な心境だ。実際に行ってみた人じゃないと分からないだろうけど、あの開放感、写真のことすら忘れてしまう恍惚感は、一種麻薬のようなものなのだ。経済価値だけでは測れないものがある。
 次のお田んぼ倶楽部は9月半ばの三連休、それまでにはずいぶん間がある。果たして、それまで我慢ができるかどうか、我ながらちょっと自信がない。

今日のプレミア版

素饂飩


展示作品:通常版「素饂飩」
エッセイ:刃研ぎ
今日のポイント:やりすぎ
撮影会講評:コージさんの作品
「おっとぉー」
「水滴落下」

# by osampo002 | 2008-08-28 02:50

煙草頭


2008/08/26 TUE (No.1971)




 「カメの頭」、「鴨の頭」に続く第三弾の接写はタバコの頭である。我ながら、下らんものをよく撮るわい、と思うけれど、5年と半年、毎日毎日、本日で1971枚にもなる写真を撮り続けていると、フツーのものでは満足できない特異体質になってしまうのである。
 とにかく、読者というのは勝手なもので、同じような写真を載せてしまうと、やれマンネリだ、やれ進歩がない、などと無遠慮なメールを寄こす。別に、無料版なんだから読者に借りがあるわけじゃないし、オメーらに、んなこと言われる筋合いはないわいと開き直ることもできるのだが、長いものには巻かれろ主義の、人格温厚なキットくんは、つい新機軸を打ち出そうとして無理をするのである。
 その無理をした結果が、最近の「んなもの接写してどうすんだ!」シリーズなのだ。かつて、かの天才○ラーキーは、自分と女房の性器を接写した写真で世間の度肝を抜いたが、ボクの場合は世間に指弾される気持ちは毛頭ない。このメルマガは成人向けじゃないのだから、つまるところ、下らないものを撮ることになるわけである。

今日のプレミア版

すりガラス


展示作品:通常版「すりガラス」
エッセイ:侍
今日のポイント:被写体はそこに
撮影会講評:きょんちさんの作品
「第二の人生」

# by osampo002 | 2008-08-27 03:33

鴨頭


2008/08/25 MON (No.1970)




 「カメの頭」なら漢字では書けないが、「鴨の頭」ならテレコムサービス協会倫理委員会に見つかっても、叱られる恐れはない。ただし、カメにしろカモにしろ、こういうものを接写しようなどという人間は、世間のしきたりを知らぬ変質者として糾弾されること必至であろう。カメの頭のときもそうだったが、撮影に際して、つい周囲を見回し、目撃者がいないことを確認してしまうキットくんなのであった。

今日のプレミア版

ふわふわ


展示作品:通常版「ふわふわ」
エッセイ:車検・その2
今日のポイント:マニュアルフォーカス
撮影会講評:yufukiさんの作品
「地の割れ目」

# by osampo002 | 2008-08-25 22:43

蕎麦の花


2008/08/24 SUN (No.1969)




 ボクらの畑の蕎麦には、もう花が咲いていた。種を撒いてからわずか3週間である。蕎麦は育ちが早いとは聞いていたけど、こんなに早いとは思っていなかったから、もうびっくりするやら嬉しいやら、写真撮ることすら忘れていた。一日が終わり、さあ撤収!というときに、慌てて撮った1枚である。
 2日目の今日は朝から雨だったが、地元に住んでいる百姓と違って、ボクらはたまにしか来れない余所者である。雨だからといって作業を中止するわけにはいかない。カッパを着て、いつも通りに作業を開始した。
 だが、結論から言うと、カッパは役立たずである。汗が中に篭って、雨に濡れたほうがまだまし、というぐらい体がびしょ濡れになる。昼食時にさっさと脱いでしまった。
 2日間で、畦草刈り、伐採木を薪にする作業、田んぼの水管理、池に導水しているパイプの詰まり解消などをこなした上に、新たに開墾しようと目論んでいる棚田までの道作りまでやった。
 お田んぼクラブも2年目、参加者の百姓度がかなり高くなって、昨年には思いもつかなかったことにチャレンジできるようになったし、なにより、作業スピードが格段に早くなった。百姓度が高まっていく喜び、それもまた、お田んぼクラブ中毒者が増えるひとつの要因であろうかと思う次第である。
 今回も新たな会員が1名加わった。嶺(れい)さんという女性で、なかなかの働き者である。こないだ初参加のあいちゃん、2回参加のコーさんなど、このところ、新規の犠牲者が増えつつある。頼もしいことである。と同時に、お田んぼの輪が広がる嬉しさもかなりのものだ。
 人数が増えれば、開墾できる棚田の面積も広がる。ボクらの究極の目的である、「中立山の原風景回復」が夢物語ではなくなる日が来る可能性が高くなるわけで、いやいや、ほんと、ありがたいことである。

今日のプレミア版

宿の案内板





展示作品:ダミー版「宿の案内板」
後出し版「薪」
エッセイ:宿の案内板
今日のポイント:休載
撮影会講評:休載

# by osampo002 | 2008-08-25 11:33

湯の島夕景


2008/08/23 SAT (No.1968)




 5時起きで松之山に出発。2時間しか寝ていないけれど、お田んぼとなるとぱっちり目が覚める。すっかり田んぼにハマってしまっているキットくんなのである。それが証拠に、今日は夕方まで、1枚も写真を撮っていなかった。撮っていないどころか、カメラは車に置きっぱなし、1日1枚のノルマのことなど、まったく念頭になかった。
 写真は田んぼ作業の後、湯ヶ島温泉に浸かった後に、大慌てで撮った一枚である。温泉がある集落を湯の島といい、田んぼから宿の三省小学校までの帰り道にあるので、いつも利用させてもらっている。松之山温泉街にある共同浴場「鷹の湯」と違っていつも空いており、しかも、ちょっと熱めのヒノキ風呂と、温めの露天風呂、どちらも湯が柔らかくて、疲れた筋肉を解きほぐしてくれる。400円では申し訳ないぐらいの温泉なのだ。

今日のプレミア版

花の牧場


おとうと


展示作品:ダミー版「花の牧場」
後出し版「夏の夕べ」
エッセイ:お田んぼクラブ
今日のポイント:休載
撮影会講評:休載

# by osampo002 | 2008-08-25 11:32