<   2010年 12月 ( 14 )   > この月の画像一覧

12/26







東野圭吾
「白銀ジャック」
★★☆☆☆


 いかな名人とて人間である。当たり外れがあるのは避けられない。あの佐々木譲でさえそうであったのだから、今、流行作家の三本指に入ろうという東野圭吾にも、そりゃあ当たり外れがあっても致し方ないであろう。しかし、その振幅が大きすぎるというのはどうか。当たりがでかいだけ、外れの酷さが際立つ。「白銀ジャック」がその典型であった。いくらでも本が売れているのだから、無理してこんなもの上梓しなくてもいいじゃないか、そう言いたくなった。
 スキー場がハイジャックされるという意匠は、確かに度肝を抜くアイデアだ。だが、結末のお粗末さで元の木阿弥、単なるアイデア倒れで終わってしまった。ストーリー展開も漫画チックだし、人物の掘り下げもなっていない。辻褄合わせのために、どうでもいいような登場人物を配置しただけという感じを抱いたことであった。








志水辰夫
「行きずりの街」
★★★★★


 志水辰夫、はっきり言ってあまり売れている作家ではなかった。自分自身で「永久初版本作家」などと自嘲を込めて言っていたほどだ。しかし、この「行きずりの街」で従来の殻を破った。1991年の日本冒険小説協会大賞を受賞、「このミステリーがすごい!」でも1992年度に第1位となり、ベストセラー作家の仲間入りを果たしたのだ。ボクは、今回のこの本が初めてである。聞くところによれば、ミステリーや冒険小説だけではなく、恋愛小説やおちゃらけもの、最近は歴史小説にも手を染めているらしい。多才なのであろう。
 教え子との恋愛がスキャンダルとなり、都内の有名高校を追放された波多野は、今は地方都市で塾の教師として成功している。その波多野が、失踪した元塾生の女の子を探しに上京してくる。だが、その子の失踪に、波多野を追放した高校の経営陣が関与しているらしいことが判明、心ならずも孤独な闘いに挑むことになる。
 なかなか味わい深いハードボイルドである。別れた妻と再会し、関係を取り戻していく過程など、恋愛小説としての味付けも絶妙で、ブロットの盛り付けと相まって、退屈しない小説に仕上がっている。世間の評価が高いのも十分納得できた。




黒川博行
「悪果」
★★★★★


 久しぶりの黒川博行、大阪弁刑事は健在であった。とにかく、文句なしに面白い。この作家に関しては、ここまでのところまったくハズレなし。
 今回の主人公堀内は暴対課の刑事。とことん腐りきっている(小説の中では、大阪府警全体が汚職の巣窟であり、この主人公は、本業の成績が良いだけまだましという設定)。暴力団の賭場の手入れをきっかけに、堀内は業界紙記者の池辺と結託して関係者をゆすり始める。しかし、池辺は不審な交通事故死を遂げ、堀内の周囲にも暴力の影が忍び寄る。果たして、彼の恐喝は成功するのか、例によって、軽妙な大阪弁の会話が味付けになって、ストーリー展開を盛り上げていく。600ページを超える大部だが、あっという間に読み終えた。






A.J.クィネル
「パーフェクト・キル」
★★★★☆


 先々週の「燃える男」に次ぐクリーシィ・シリーズ第2弾がこの「パーフェクト・キル」である。前作でシチリア・マフィアを壊滅させた元傭兵のクリーシィは、その戦いの中で死亡したという偽装が成功し、今は、住まいがあるゴゾ島で、愛する家族とともに静かに暮らしていた。
 しかし、その家族(妻と娘)が乗った飛行機が、スコットランド上空で爆破される。クリーシィは、同じく妻を爆死させられた米国の上院議員と組み、テロリストに復讐を挑む。孤児マイケルと養子縁組し、戦いのバックアップをさせるべく鍛え上げる。2人はテロリストを突き止め、復讐を遂げることができるのか、第一作に勝るとも劣らない冒険が始まる。
 とにかく、このクリーシィ・シリーズは面白い。今度ばかりは、読み終わっても処分せず、本棚に置いておくことにする。3、4年後にまた読みたくなること疑いなしだからだ。

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by osampo002 | 2010-12-30 14:21 | 本を読もう!

12/20-12/26


自転車

12/20 Mon. 群馬県館林市


冬空に椿

12/12/21 Mon. 埼玉県草加市


鉄橋

12/22 Mon. 群馬県館林市



夜の富士

12/23 Thu. 東京都足立区



日没

12/24 Fri. 埼玉県越谷市



ホームにて

12/25 Sat. 埼玉県越谷市



鉄塔

12/26 Sun. 埼玉県越谷市









 下の書評欄に掲載したA.J.クィネルの「ブルー・リング」の時点で、今年の読書数が195冊になった。年内に200冊読めればというのがボクの毎年の目標で、おおむね3年に一度ぐらいの割りで、その目標を達成している。とは言っても、目標に届かないときは惨憺たるもので、年間100冊に届かない年もあったりする。今年は、そういう意味では、まあまあよく読めたほうだ。
 読者諸氏からかなり頻繁に、どうやったらそんなにたくさん読めるのかというご質問をいただく。答えにくいご質問だから、いちいちお答えすることはしていないが(そんな暇があったら本を読む)、特になにか訓練したわけではないから、答えられないというのが本音だ。ボク自身は、別に本を読むスピードが人様より際立って速いという意識はない。
 たとえば、司馬遼太郎。伝説的な速読人であったらしい。なんでも、喫茶店で人と話をしながら、コーヒー1杯飲む間に一冊読んでしまうというようなレベルだったという。新たな小説に取り組むとなると、事前に軽トラで神田の古本屋街に乗り付け、資料となる本を満載して帰った。それらの本をすべて読んでから、執筆に取り掛かったのだそうだ。
 とてもじゃないが、ボクには真似できない。というか、真似する気にもならない。世間には、速読術という分野があって、それに関するノウハウ本もたくさん出ているし、一時期だけだけどブームになったような方法論もある。速読学校みたいなところもけっこうな数あるようだ。
 方法論の中で、ボクにも記憶が残っているのは、「フォトリーディング」というノウハウ。20年ぐらい前だったか、ブームになったことがあって、実際にその方法で本を読み、内容をしっかり説明できるという実況をテレビでやったのを見た記憶がある。ボクには無理だ、というのが正直な感想であった。
 ただ、概していえるのは、写真家という職業についている人々は、一般人より読書スピードが(多少の差はあるけれど)速い。ボクの例で言えば、体調にもよるが、一度に3行ぐらいまとめて読む。フォトリーディングのひな形みたいな感じである。フォトリーディングでは、1分間に2万5千文字読めるらしいのだが、ボクの読み方ではせいぜい500文字ぐらいだろう。普通で1ページ半、調子のいい時や、本自体が面白くて興が乗った時は2ページぐらい読める。
 ファインダーを覗くときに、写真家というのは、意外と画面のディテールは見ていないものだ。画面全体の感じを把握して、イメージに合わないものを感覚的に見つけ出す。職業柄、自然とそういう訓練ができているものなのである。スナップなどのように、瞬時に反応してシャッターを切らなければならない撮影では、いちいちファインダーの四隅まで目配りしていられない。違和感があるかないかの判断で、とっさに画角を決めているのである。視野を広く保つ訓練ができているということだ。
 本を読む作業もそれに似ている。いっぺんに3行分ぐらいを目で追い、同時進行的に頭の中で組み立て直すと、1行ずつ3行読んだのと同じになる。日本語の場合、漢字が表意文字なので、直感的に意味を把握しやすいという利点もある。そういえば、一度に3行読む過程では、漢字を集中的に拾い、接尾語でそれを補っているような気がする。接尾語が大切なのは、句読点の後が、その前の肯定なのか否定なのかで、意味が180度変わるからである。
 落し物を探すのも得意なほうだ。視野全体をひとつのパターンとして捉え、そのパターンの中で違和感があるものを探せば、だいたいピタリと失せものに行き当たる。
 さっき、ここに書いていることが本当かどうか、普段は意識していないから、わざと意識して読んでみた。そしたら、一度に3行ずつ読んではいるが、次の3行の最初の1行は、さっき読んだ3行の最後の1行と重なっていた。つまり、2度で5行読んでいたわけ。いつもそうなのか、あるいは、たまたま今日だけそうだったのかは分からないけど、まあ、大雑把にいえばそういう読み方ということだ。


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12/20 第1795号

鉄橋暮色


エッセイ:川面に夕陽が沈む地点
今日のポイント:イメージ通りには行かなかった
ネット撮影会講評:ぐりさんの作品「棚田凧揚げ・その1」

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12/21 第1796号 ラオス特集(7)

クァンシーの滝


ほか11枚

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12/22 第1797号

富士を背に


エッセイ:利根川は増水していた
今日のポイント:チャンスはまだある
ネット撮影会講評:ぐりさんの作品「棚田凧揚げ・その2」

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12/23 第1798号

すくすく


エッセイ:スカイツリーの威容
今日のポイント:軽量三脚が役立っている

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12/24 第1799号

鳥帰る


エッセイ:クリスマスイブではあるが・・・
今日のポイント:鉄塔を入れて絵作り

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12/25 第1800号

深夜のプラットフォーム



エッセイ:hanaちゃんの写真展
今日のポイント:北越谷駅

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12/26 第1801号

夕焼け空


エッセイ:みじかくも美しく燃え
今日のポイント:残念でした

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by osampo002 | 2010-12-30 14:11

12/19







津本陽
「深重の海」
★★★★☆




 津本陽を読むのは今年3冊目である。「気骨の人」が★3つ、「名臣伝」が★4つであったから、評価が高いというわけではなかったのだが、去年読んだ「薩南示現流」がズバ抜けていたことや、好きな歴史小説の分野であることもあって、いわゆる「気になる」範疇にある作家なのだ。たまたま、次弟の所持本が親父を通じてボクのところに回ってきたので、期待半分で読んでみた。
 同人誌に発表された作品を除けば、この「深重の海」が実質的な処女作である。いきなり直木賞を受賞した。著者は出身地和歌山の素材をテーマにすることが多いが、その作品もその一環で、明治初期の太地町における古式捕鯨を主題としている。太平洋を跋扈する欧米の新式捕鯨船団によって沿岸を回遊するクジラが減り、伝統的な古式捕鯨に頼らざるを得ない太地の民は、ジリ貧の苦境に喘いでいる。農地はわずかしかなく、大きな消費地を控えているわけでもない太地では、沿岸漁業も村を救う手立てにはならない。畢竟、無理をしてでもクジラを捕り、一獲千金を狙うしかない運命だ。
 そういう村を、漁民の大量遭難が相次いで襲う。コレラの流行で村人が大量死する。この小説は、まさに「滅び」の過程を描く小説である。鬱々としたストーリー展開を、著者特有の、人情味を排した重厚な筆致が追う。
 大量の資料を読み込み、史実、事実を根拠にストーリーを組み立てていく手法は、この処女作の段階ですでに確立されているようである。古式捕鯨の手法などは、実に詳細に描写されている。会話もすべて当時の太地の方言。現在では、土地の人でも理解できない言葉が出てくるそうだ。土地の人ではないボクのような一般人には、その点、非常に読みづらい。苦労した本であった。





A.J.クィネル
「燃える男」
★★★★★




 クィネルのクリーシィ・シリーズは、たぶん3度目ぐらいの再読になる。何度読んでも面白い、第一級のエンターテインメントだ。
 この「燃える男」がシリーズ第一作になるのだが、この段階で主人公クリーシィはすでに老年に差し掛かりつつある。発表されたのは1980年、クィネルは、この段階ではシリーズものにする意図はなかったらしい。実際、第二作の「パーフェクト・キル」が発表されたのは、12年後のことである。もっとも、第一作の評価がきわめて高く、映画化されたり各国で翻訳が出たりしたものだから、以後はクリーシィ・シリーズ一本で勝負している感がある(残念ながら、2005年、第5作まで出したところでお亡くなりになった。享年65歳、まだまだ読みたかったのに・・・)。
 元傭兵のクリーシィは、今はもう「殺し」に嫌気が差し、生きる屍のようになって虚無的な暮らしをしている。そんなクリーシィを気遣う元傭兵仲間が、彼に仕事を世話する。イタリア人富豪の一人娘のボディガードという仕事だった。誰にも心を閉ざすクリーシィだったが、その娘ピンタの純真な心が、徐々に彼の心の扉を開き始める。
 しかし、ピンタは誘拐され、惨殺される。ピンタによって、生まれて初めて人を愛することを知ったクリーシィは、犯人に対する復讐を誓うのだった。だが、相手は巨大な犯罪組織、シチリア・マフィアであった。たった一人の復讐劇に敢然と挑むクリーシィ、だが前途は多難だ。
 ということで、久しぶりに冒険小説の真髄に触れた気がするキットくんは、早速続編の4冊も買っちゃったのだ。こういうときに、読んだ本は片っ端から古本屋に直行させるという習慣が恨めしくなる。面倒だけど、図書館をもうちょっと理由したほうがいいかも、などと思ったりするのであった。



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by osampo002 | 2010-12-30 13:57 | 本を読もう!

12/13-12/19


居酒屋

12/13 Mon. 埼玉県越谷市


天地対称の夜

12/14 Mon. 埼玉県越谷市


サンタの出番

12/15 Mon. 東京都台東区



孤高

12/16 Thu. 埼玉県草加市



芋づる

12/17 Fri. 埼玉県越谷市



蒼い海

12/18 Sat. 神奈川県相模原市



重連爆走

12/19 Sun. 栃木県市貝町









 撮影会の期間中にやる新年会と撮影会、それにボクの講演会の実施要項がやっと決まった。五里霧中七転八倒試行錯誤紆余曲折暗中模索右往左往悪戦苦闘の結果であった。
 当初は、講演会はやらないつもりであった。何をお話すればいいか、分からなかったのである。それに、富士のギャラリーに隣接した会議室が、来年は先約有りで使えないということが判明した。
 しかし、あちこちから「やれやれ」という声が聞こえてくる。それも、かなりしつこい。しょうがないので、不承不承ではあったが、やってもいいかという気になって、念のために富士に問い合わせてみた。そしたら、会議室は無理だけど、社員食堂なら使用できるという。今年初めの第一回の会期中に何度かそこで食べたことがあるが、めっちゃ広い食堂だし、喫茶室なんてのもあるから、食堂の片隅を使うとか、場合によっては喫茶室を貸し切れば、なんとかなる可能性がある。ただし、条件は、そこでパーティーをするという名目が必要なこと。
 のりおくんやhermesさんと相談し、それならば、新宿の中華料理屋で予定していた新年会を、その社員食堂でやることにして、その場で講演会もやっちまえ、ということになった。のりおくんは、早速予約していた中華料理屋をキャンセルした。
 ところが、である。好事魔多しとはよく言ったもので、翌日、富士から、週末の食堂営業がしばらく中止されることになったという連絡が来た。おいおい、そりゃないぜ。
 と、喚いてみたところで始まらない。大慌てで、次善の策を考えた。講演会ができて、なおかつ、その場で新年会もできて、しかも料金がさほど高くなく、あまつさえ写真展会場からの足の便が良く、ついでに宿泊予定の地方人たちが泊まるホテルに近いところで、テキトーな場所探しをやろうというのである。
 昨日はお天気が良くなかったし、家の中でやることも多かったから、出かけるのはちょっとだけにして、空いた時間をずっと場所探しに費やした。検索、検索の繰り返しである。で、やっとみつけた。
 あの悪名高き新宿歌舞伎町、その中心部に位置するコマ劇裏のダイニングバーだ。飲み放題貸し切りの2時間半で、なんと、世間相場の半額以下、お一人様4000円である。食い物のほうはツマミ程度だし、とにかく怪しい。けれど、スポーツ中継で盛り上がる団体用として、大画面のテレビがある。パソコンに繋げばプロジェクターとしても利用できるという。カラオケの設備もあるから、講演会のマイクとしても使える。使用料は飲み代に含まれているというではないか。
 ということで、講演会と新年会は次の要領で開催することになった。
日時:1月8日午後5時~7時半
会場:新宿歌舞伎町「ポップラス」
⇒ http://bar-pop.com/poplus.html
会費:4000円(講演会聴取料も含む)
キットの講演会:「スナップの極意」

参加の意思表示は、お散歩ネット会員はGREEから、一般読者は「キットにメッセージ」から。

撮影会は翌日の9日。だれでも参加自由。ドタ参OK。要領は次の通り。
●集合:1月9日(日)午前10時、JR横須賀線横須賀駅
(参考:新宿駅発8時44分 湘南新宿ライン、逗子駅乗り換えで10時00分横須賀駅着)
●11時00分、軍港クルーズ乗船(約45分間)
●12時30分、海軍カレーで昼食(海軍カレー館「魚藍亭」)
●14時00分、三笠公園(約1時間を予定)
●15時30分、京急 横須賀中央駅で解散
●その後、希望者のみで安針台公園からの横浜港眺望、中華街での反省会へ。
●会費なし。昼飯代、反省会費は割り勘。クルーズ船乗船料、交通費は自前。



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12/13 第1788号 ラオス特集(5)

お寺巡り


など15枚

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12/14 第1789号

街灯り乱舞


エッセイ:年賀状の季節
今日のポイント:ちょっとしたいたずら

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12/15 第1790号

仕事中


エッセイ:モーツァルト協会の会員になった
今日のポイント:スナップは楽しい

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12/16 第1791号 ラオス特集(6)

ラオス仏教


など12枚

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12/17 第1792号

鬼ごっこ?


エッセイ:講演会開催は難しいかも
今日のポイント:純正レンズでは物足りない

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12/18 第1786号

光の魔術



エッセイ:さがみ湖イルミリオンはすごい!
今日のポイント:イメージ通りにならなくても気にしない

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12/19 第1787号

冬枯れの田を行く


エッセイ:真岡鐡道のSL重連
今日のポイント:無線レリーズの原理は簡単
ネット撮影会講評:せろ子さんの作品「いざ!」

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by osampo002 | 2010-12-30 13:49

12/12







スティーヴン・ハンター
「蘇るスナイパー(上)」
★★★★☆






スティーヴン・ハンター
「蘇るスナイパー(下)」
★★★★☆




 久しぶりのボブ・リー・スワガー・サーガである。三部作(「極大射程」「ブラックライト」「狩りのとき」)以降の2作(「四十七人目の男」「黄昏の狙撃手」)を飛ばしたので、実に12年もの間が空いたことになるが、近作の和訳文庫本が出たので購入した。ボブ・リーもすでに64歳、ロートルであるが、狙撃手としての力量は衰えていなかった。
 主人公のボブ・リーは、実際の海兵隊の名狙撃手、カルロス・ハスコック(ベトナム戦争の伝説ともなった名スナイパー)がモデルとされる。小説の中で、ボブ・リーのべトナム戦争における公式確認戦果は87名となっており、モデルとなったハスコックの93名には及ばないが、狙撃だけではなく、拳銃の扱いにも長け、格闘術にも優れているとされている。
 かつてベトナム戦争に反対していた有名人4人が、次々に長距離狙撃によって殺害されるという事件が起こる。狙撃があまりにも見事であったことから、FBIは腕の立つ狙撃手数百名(軍人や元軍人、射撃スポーツ選手や教官など)をターゲットに身辺調査を実施する。すると、カール・ヒッチコック(名前や戦績からしても、実在のカルロス・ハスコックがモデルらしい)という、ベトナム戦争時の第一人者が容疑者として浮かび上がる。だが、そのヒチコックもまた、謎のライフル自殺死体となって発見される。
 証拠からヒチコック犯人説が有力となるが、証拠があまりにも整然と揃いすぎていることに疑問を抱いた特捜班主任のニック・メンフィスは、かつて一緒に仕事をしたことがある親友のボブ・リーに現場検証を依頼した。ボブ・リーは、これらの狙撃が、ヒチコックが使用していたスコープでは不可能という結論に至る。
 とっくに引退していたボブ・リーだが、渋々ながらも真犯人探しに関わることになる。だが、魔の手はボブ・リーにも及ぶ。何度も窮地に追いやられることになるのだ。果たして真犯人はだれなのか、ボブ・リーは無事に事件を解決できるのか、ボブ・リー・サーガの一巻だから、狙撃手としてのボブ・リーの活躍が読みどころになるはずだが、その狙撃シーンが出てくるのか出てこないのか、とにかく、ページをめくる手がじれったがって仕方ない。
 ボブ・リーが、狙撃銃ではなく日本刀を振りかぶって、日本のポルノキングと戦う「四十七人目の男」が、笑っちゃうほど駄作(忠臣蔵のパロディーみたいになっていて、実際に、読みながら笑いが止まらないそうだ)だという話を聞いていたので、12年間もの間このシリーズから遠ざかっていた結果になったのだが、往年のボブ・リーがやっと復活である。上下2巻、計800ページをあっという間に読んでしまった。





佐々木譲
「北辰群盗録」
★★★☆☆




 「北辰群盗録」は佐々木譲らしからぬ駄作であった。まるでB級映画のシナリオみたいな筋書きで、駄文の名手と評価の高いキットくんすら、顔を赤らめるほどの下らなさであった。明治初期、官軍に降伏した五稜郭幕軍の脱走兵たちが、北海道を舞台に暴れまくる。それを阻止しようとする矢島従太郎もまた、かつては五稜郭に立てこもった兵士であった。と、まあ、こういう筋書きなのだが、脱走兵たちをメキシコ人に置き換えれば、そのままB級西部劇だ。ジョン・ウェインやランドルフ・スコット、ジュリアーノ・ジェンマも泣いて喜ぶこと間違いなし、そう言っておこう。



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by osampo002 | 2010-12-30 13:31 | 本を読もう!

12/6-12/12


残り柿


12/6 Mon. 埼玉県越谷市



寒空


12/7 Mon. 埼玉県越谷市


冬の陽射し


12/8 Mon. 埼玉県越谷市



バクハツ


12/9 Thu. 栃木県足利市



花束


12/10 Fri. 埼玉県三郷市



海苔ひび


12/11 Sat. 福島県相馬市



まぐろ屋


12/12 Sun. 宮城県塩釜市









  今年1月の第1回写真展では、中日の週末に、ギャラリー隣接の会議室を借りて講演会をやった。うろ覚えだが、確か、プリントを前提にしたときの現像データの作り方や、プリントを発注するときの注意事項、コストなどについて述べたような覚えがある。写真を趣味とする者にとって、必要不可欠の知識なのだが、案外知らない人が多いし、そういうことを解説した本もあまり見かけない。まあ、そこそこ為になる話ができたのではなかろうか。
 ただ、会費を1000円も取っておきながら、話そのものは30分ぐらいで終わってしまい、あとは、ボクが収集している面白写真のスライド鑑賞でお茶を濁した。我ながら情けない、忸怩たる思いが残った。
 ということで、来年の写真展では、講演会はやらないつもりであった。富士のギャラリーにプロジェクターの用意がないので、リースしなければならず、その事務手続きが面倒だという気持ちもある。もちろん、費用もそれなりにかかる。
 でも、いろんな方面から、今年はやらんのか、という声が聞こえる。ボクとしては、最初からやる気がなかったから、どういう話をしようかなんて考えてもいない。そのまま突っぱねてしまえば済むことである。
 ところが、「どういう話を聞きたいの?」と、うっかりGREEのお散歩ネットに書いたら、ナンさんから、「街撮りスナップの極意」について話せときた。「それ、いいね!」みたいなことを書いてくる人もいる(あんたのことだよ!)。極意ったって、破廉恥と怖いもの知らずの開き直りぐらいしかないのだが、そうは言っても、確かに、シロート衆には意外と難しい分野だろうことは分かる。
 第一、街撮りスナップ自体が良く分からんという人が多い。その芸術性が理解できない、というか、どこがいいのか分からんのである。ボクも、昔、写真を始めたばかりの頃は理解できんかったから、そのへんの気持ちには共感できる。
 一方、写真技術を磨く上で、街撮りスナップほど格好の教材はないってのも事実だ。歴史に名を残した写真家が、例外なくスナップ巧者であったことを引くまでもなく、スナップはまさに写真技術の集大成なのである。
 ということで、やってもいいかな?という気持ちになりつつある。ちょっと考えてみる必要があるし、そもそも富士のギャラリーで会議室が借りられるかどうかという問題もある。やるとしたら、夕方から新年会が予定されている8日(土)の午後がいいだろうと思うが、場所が確保でき、ボクがその気になることが前提である。やる、やらぬの確定は、しばらくお待ちいただきたい。



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12/06 第1781号

サバイバル


エッセイ:案内はがき
今日のポイント:松伏記念公園

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12/07 第1782号

小春日和


エッセイ:ベスト100に参加する意義
今日のポイント:画面にリズムを作る
ネット撮影会講評:フォトたろうさんの作品「ウォッチング」

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12/08 第1783号

冬の午後


エッセイ:歳末はメサイアだ
今日のポイント:休載
ネット撮影会講評:フォトたろうさんの作品「夕日」

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12/09 第1784号

楽園の夜


エッセイ:足利フラワーパークのイルミ
今日のポイント:イルミはマイナス補正

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12/10 第1785号

黄色い宇宙


エッセイ:武士の家計簿
今日のポイント:絵になった

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12/11 第1786号 ラオス特集(4)

買ってください



(ほか15点)

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12/12 第1787号

松川浦


エッセイ:久しぶりに海を見た
今日のポイント:休載
ネット撮影会講評:はんべぇくんの作品「天空の牧場」

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by osampo002 | 2010-12-30 13:13

12/5







>佐々木譲
「ワシントン封印工作」
★★★★★






宇江佐真理
「君を乗せる舟」
★★★★★






>宇江佐真理
「おぅねぇすてぃ」
★★★★★






宇江佐真理
「雨を見たか」
★★★★★






>宮部みゆき
「孤宿の人(上)」
★★★★★






宮部みゆき
「孤宿の人(下)」
★★★★★





 もはや宇江佐真理には逆らえん、そういう気がしてきた。こうも★5つが続くと、次に読む本には通常以上の期待がかかるものだが、どれ一つとしてその期待を裏切ったものがない。どれほどの手練れであっても、たまには取りこぼしってものがあるのが普通だが、この北海道在住のおばちゃん作家には、それがないみたいだ。ボクが知る限り、そういう作家は浅田次郎以来だ。
 おそらく、★5つレベルへの障壁が、ものすごく低い作家なのだと思う。手抜き、とは言わないが、さほど呻吟しなくても、普通に書けば★5つのレベルに到達してしまうのだろう。それだけ、驚異的な能力を備えているってことだろうと思う。
 でも、そういう作家でも、作品の良し悪しは当然出てくる。同じ★5つでも、6つ差し上げたくなるような作品もあるってことだ。今回読んだ3冊では、「おぅねぃすてぃ」がそれだった。名作である。
 時は明治、まだ文明開化の熱の冷めやらぬ時代、通詞(通訳)になることを目指しつつ函館の商社で働く千吉と、横浜でアメリカ人の妻となっていたお順が、ふとしたことで再開する。二人は幼馴染み、互いに淡い恋心を抱いていた同士だった。
 江戸時代の下町を舞台にした小説がウリの著者にとって、初めて手掛ける近代である。果たしてどうなることやらと危惧していたら、要らぬ杞憂であった。サムライの時代の影がまだ色濃く残っている明治初期を、見事に描写している。それに、このロマン。ロマンス小説などというと、たいていは男の側か女の側、どちらかの視点でしか書けない作家が多い。男の作家には女心の機微が分からず、女の作家には男の性というものがいまいち理解できないからだ。
 しかし、宇江佐は違う。著者近影を見ると、フツーのおばちゃんである。失礼ながら、とてもじゃないが、恋愛遍歴を重ねてきたとは見えない。だが、ここまで深く男女の心の襞に分け入っていくことができるとは、タダモノじゃないのだ、このおばちゃんは。
 ストーリーは、宇江佐の小説にしては珍しく、けっこうな紆余曲折、波乱があり、葛藤に苦しむ2人がいる。再燃した恋が成就できるのか、最後まで目が離せない本であった。

 「君を乗せる舟」と「雨を見たか」は、両方とも髪結い伊三次捕物余話シリーズ、その6番目と7番目に当たる。こういうシリーズものの場合、たとえば銭形平次や水戸黄門などのように、主人公が歳を取らないシリーズもあるが、このシリーズでは、版を重ねるごとに登場人物は歳を加えていき、それとともに、小説の中で活躍する人物も、少しずつ代替わりしていく。この頃になると、伊三次が仕える同心不破友之進の嫡男龍之進も同心見習いにまで成長し、話の本流は、彼と、仲間の見習い組5人の事件捜査がメインになっていく。伊三次がときには脇役になるほどだ。
 捕物帖であるから、事件とその謎解きが話の骨格を為すべきだが、宇江佐の場合はそうはならない。むしろ、伊三次と女房のお文、同心の不破友之進を囲む人々の、人情の機微を描くことに主眼があるような気がする。それだけに情緒たっぷりで、江戸下町の風情が、まるで実際にそこで暮らしているかのように感じられるのである。

 「ワシントン封印工作」は佐々木譲お得意の戦史もの。ただし、この小説の舞台は第二次大戦勃発直前のワシントン、主人公は日本大使館の館務補助員に採用された留学生の大竹幹夫、それに、日系2世のミミ・シンプソン。タイピストであるミミは、CIAから送り込まれたスパイであった。
 ストーリーは、日米開戦をなんとかして避けようとする米国政府と日本大使館の、丁々発止の駆け引きを縦軸に、幹夫とミミとの恋を横軸にして進行する。大きく開戦に傾く本国日本の意向で、日米の外交交渉は遅々として進まない。そういう中、米政府は、ミミからもたらされる大使館内の情報と、暗号解読によって知ることになる日本政府の動向をもとに、なんとかして日本を抑え込もうとする。非常にスリリングな展開である。
 ストーリーは、最後の最後、真珠湾攻撃から2週間後のクリスマスイブに結末を迎える。幹夫とミミの運命やいかに、歴史の奥底に永久に封印された秘密こそが、その運命の行きつくところなのだった。

 宮部みゆき「孤宿の人」が、先週読んだ6冊の中では一番だった。単行本で上下2冊の大部だが、2日で読み終えた。ちょっと、他のことには手がつかないといった感じで夢中になってしまった。
 幕府の勘定奉行加賀様が、讃岐丸海藩にお預けとなって来藩することになる。妻子を殺し、家来たちを惨殺した咎めを受けて、流されてくるのである。その加賀様が入る座敷牢は、昔、毒殺事件があって以来、閉鎖されたままになっていた屋敷であった。
 鬼の加賀様が江戸から不吉なものを持ち込むという怖れに人々がおののいている最中、医師の妹が毒殺される。目撃していたのは「ほう」、運命の糸に手繰られるかのように、江戸から讃岐にやってきた少女であった。「ほう」とは阿呆の「ほう」、ちょっとおつむの弱い女の子である。
 その「ほう」と、女だてらに引手(岡っ引き)の見習いを務める宇佐、この2人が、藩内で次々に起こる不吉な出来事に翻弄されつつも、強く生きていく様が綴られる。少女2人の健気な生き様と、次々に起こる事件とが絡み合い、物語は予想もしなかった方向に進んでいく。ストーリーテラー宮部の真骨頂ともいうべき小説だ。



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by osampo002 | 2010-12-13 13:05 | 本を読もう!

11/29-12/05


夕陽が当たる壁


11/29 Mon. 埼玉県越谷市



竹林を彩る


11/25 Tue. 茨城県笠間市


日本の守り


12/1 Wed. 静岡県静岡市



柿紅葉す


12/2 Thu. 埼玉県越谷市



お通りだ!


12/3 Fri. 埼玉県松伏町市



陽射し


12/4 Sat. 東京都目黒区市



葉模様


12/5 Sun. 埼玉県越谷市









 来年早々からのお散歩ネット写真展まで、あと半月と迫った。このところ、その準備作業にかかりっきり、多忙な日々を送っている。
 集まった100点の写真を作品に仕上げる作業は、滞りなく終わった。去年の経験が生きているので、段取りがきわめてスムーズだ。プリント用に現像してデータを富士に持ち込み、テストプリントを作ってもらって、それをもとに焼きの指示を出す。上がってきた本焼きを点検して、焼き直しの必要がある分については改めて指示を出すという段取りだ。
 キャプションデータを整理したり、ギャラリー当番を決めたりする作業は、メンバーのコージさんが、新年会や地方から出てきてくれる人を歓迎する撮影会の手配はのりおくんが、ボクの身代わりになってやってくれている。
 案内はがきの発送も順調だった。印刷屋からの納品がちょっと遅れたけど、その遅れた間に(住所録作成や宛名ラベル印刷などの)郵送準備ができたので、発送は予定通り。出展者には30~40枚ずつ配布し、前回の来場者や業界関係者には、300通ほどをボクから発送した。
 現在取り組んでいるのは、展示の順番を決める作業。これがなかなかの難渋仕事だ。展示順なんてどうでもいいようなものだと思うかも知れないが、写真展全体を見終った時に味わう印象がどのようなものになるか、それを決定づける一番の要素なのだ。スムーズな流れを作ってやりながら、その中に何度か起承転結や驚きを埋め込んでやる。小説の筋書きみたいなもので、次のページ(作品)に対する期待感を抱かせると、本(写真展)全体が生き生きしてくるのである。
 というわけで、準備は着々と進んでいる。肝心の作品の出来は、言うまでもないことだが、前回をはるかに凌駕しているから、いい写真展になることは確実だ。
 それと同時に、「ベスト100プロジェクト」に参加すれば、掛け値なしに写真が上手になることが証明されるということでもある。1年間の自分の作品から100枚を選んで提出しさえすればいいだけだ。誰にも門戸は開かれている。条件はお散歩ネットの会員になること、プレミア版を購読すること、それだけである。今年の分の写真を見直してみてはいかが?提出締め切りは来年の1月末。



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11/29 第1774号 ラオス特集(2)

朝市の子供たち


ほか7点


11/30 第1775号

並木色づく


エッセイ:初心者向け撮影会
今日のポイント:猛暑枯れ


12/01 第1775号

彩雲と富士


エッセイ:新東名の建設現場
今日のポイント:今だけの貴重な1枚


12/02 第1776号

ひっそりと紅葉


エッセイ:本焼きが上がってきた
今日のポイント:写真展、今後の予定


12/03 第1771号

木漏れ日


エッセイ:忙しい日々が続く
今日のポイント:陰影のメリハリをつける
ネット撮影会講評:休載


12/04 第1772号 ラオス特集(3)

川を見守る



ほか10点

12/05 第1773号

秋彩絢爛


エッセイ:初心者撮影会
今日のポイント:休載
ネット撮影会講評:休載

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by osampo002 | 2010-12-13 12:57

11/28







>浅田次郎
「王妃の館(上)」
★★★★★






浅田次郎
「王妃の館(下)」
★★★★★





 倒産寸前の旅行会社が、起死回生を狙ってとんでもないツアーを募集する。パリ・ヴォージュ広場の片隅にたたずむ、かのルイ14世が寵姫のために建てたという「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」、今は、一見の客は決して泊めない、敷居の高さでは世界一と呼び声高い超高級ホテルに、昼と夜とで2組のツアーをダブルブッキングするという離れ技を企画した。旅行代金は片や200万円、片や20万円、当然ながら、参加者の顔触れも「それなり」である。
 200万円の「光」ツアーには、ベストセラー作家と、それに付き添う編集者、成り上がりの不動産王とその愛人、心中目的で有り金を叩いた工場経営者とその妻、上司との不倫の末、リストラされた38歳のOL、率いるのは、この離れ技を考案したやり手ツアコンの朝霞玲子。一方の「影」ツアーを率いるのは、朝霞玲子のかつての夫で、気が弱く真っ正直な戸川光男。参加者は、猪突猛進タイプの元警察官、ゲイバーに勤めるオカマ、クレジットカード詐欺師夫妻、元夜間高校の教員夫妻、ベストセラー作家を付け狙う別の出版社の編集者2人である。
 それぞれのツアー客には、もちろん、これがダブルブッキングであることを悟られてはならない。パリにやってきた2組の日本人たちが、ドタバタの喜劇を繰り広げることになるのは、当然の流れである。
 しかし、言うまでもないことだが、浅田次郎が話をドタバタ喜劇で終わらせるはずがないのである。このドタバタ喜劇を、「泣ける」小説に仕上げてしまう。平成の泣かせ屋の面目躍如といったところだ。浅田次郎をナメちゃいかんのである。



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by osampo002 | 2010-12-13 12:39 | 本を読もう!

11/22-11/28


校庭にて


11/22 Mon. ラオス、ビエンチャン



赤い滑り台



冬桜


11/24 Wed. 栃木県佐野市



竹林の彩


11/25 Thu. 茨城県笠間市



赤い小道


11/26 Fri. 千葉県野田市



落葉


11/27 Sat. 埼玉県新座市



飛行船


11/28 Sun. 東京都渋谷区









 たまたまベランダ喫煙所に行くのに、居間のテレビの前を通ったら、NHKの街歩き番組で、ルーマニアのシギショアラをやっていた。懐かしいので、番組の最後まで観た。10年前、2000年の10月に行ったときと、ほとんど変わっていない。ドラキュラ食堂の親父も、10年分歳取った(髪が薄くなっていた)だけで昔のままだったし、時計台の下のばあさんはまだ生きていた。まあ、中世の時代から変わっていない街だ。10年ぽっちで変わるわけがない。変わったところと言えば、車の数が多くなったことと、観光客の数が増えたことぐらいだ。
 それにつけても、ラオスの変わり様には、帰国して10日も経つのにまだ驚きが冷めやらぬ。たぶん、あんまり久しぶりだったので、心中の興奮が収まらないのであろう。何年間もドメスティック一筋にやってきたために、海外の空気に対する抵抗が低下して、その空気に当たったのかも知れない。シギショアラが気になって立ち止まったのも、その後遺症みたいなものではなかろうか。
 思えば、脱サラした直後からの5年間、ボクはほとんど日本にいなかった。古いパスポートを引っ張り出してきて数えてみたら、その5年間に24回も出国している。一度出国したら少なくとも1ヶ月は帰ってこないから、5年間のうち、3年ぐらいは日本にいなかった勘定だ。当時はまだ、海外の写真でもそこそこ売れたのである。
 しかし、なにをトチ狂ったのか、メルマガなんてぇものを、それも「一日一枚」の日刊で出し始めちゃったもんだから、長期の留守ができなくなった。まあ、海外写真の売れ行きに陰りが出つつあったという側面もあったわけだけど、メルマガで「お散歩写真」というジャンルを切り拓かなければならなくなってしまったから、国内に視点を移さざるを得なくなったわけである。
 その後は、米国に一回、カナダに一回、それだけしか行っていない。海外の空気に対する抵抗力が翳るわけである。そういうときに、久しぶりにラオスに行った。よく、距離と自由は比例するという。鬼嫁の居場所から離れれば離れるほど、自由になったような気がするわけで、ラオスの興奮が冷めやらぬのは、その自由への渇望が背景にあることは間違いないところだ。
 というわけで、10年ぶりに見たルーマニア、またまた再訪してみたくなった。欧州の僻地ルーマニアの、そのまた辺境トランシルバニアである。そこには、500年前の街並みと人々が、そのままの姿で残っている。オスマントルコとの死闘を繰り広げたドラキュラ伯爵の息吹が、まだそこここに感じられるところだ。「行きたいなぁ」と思わずつぶやいたら、鬼嫁にキッと睨まれてしまったけど、その「キッ」からの自由が欲しいんだよ、ボクは。



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11/22 第1766号

ダミー版


エッセイ:-
今日のポイント:-
ネット撮影会講評:-


11/23 第1767号

ダミー版


エッセイ:-
今日のポイント:-
ネット撮影会講評:-


11/24 第1768号

ダミー版


エッセイ:-
今日のポイント:-
ネット撮影会講評:-


11/25 第1769号 ラオス特集1

鬱蒼レストラン


エッセイ:-
今日のポイント:-
ネット撮影会講評:-


11/25 第1770号

紅葉の下を泳ぐ


エッセイ:ルル3錠
今日のポイント:北関東一周
ネット撮影会講評:おおくじらさんの作品「おいさ~!!」


11/26 第1771号

鐘楼



エッセイ:眠り癖
今日のポイント:撮影地案内・清水公園
ネット撮影会講評:ぐりさんの作品「錦秋の山葵平」

11/27 第1772号

紅一葉


エッセイ:鬼嫁同伴の場合の理想形
今日のポイント:撮影地案内・平林寺
ネット撮影会講評:丸山さんの作品「校歌斉唱」

11/28 第1773号

空樹薄暮


エッセイ:筋肉ミュージカル
今日のポイント:鏡像が見えるポイント
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2010-12-13 12:30