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9/5 書評







柴田よしき
「激流(上)」
★★★★★





柴田よしき
「激流(下)」
★★★★★





堂場瞬一
「裂壊」
★★★★☆





鳴海章
「微熱の街」
★★★☆☆





横山秀夫
「出口のない海」
★★★★★



 1995年、「RIKO -女神(ヴィーナス)の永遠」で第15回横溝正史賞(現在の横溝正史ミステリ大賞)を受賞してデビューした女流作家柴田よしきだが、著作を読むのは「激流」が初めてである。横溝正史ミステリ大賞の受賞以来、文学賞とは縁のない作家であるから、大したことはなかろうと多寡を括っていたのだ。しかし、「激流」には参った。なかなかどうして、バカにできない筆達者である。
 圭子など7人の中学生は、修学旅行でグループ行動の班を組むことになり、独自に考えたルートを観光していたのだが、途中のバスの中でメンバーの一人冬葉が失踪してしまう。誰も気づかぬうちにバスを降りてしまったらしい。冬葉は結局見つからず、なんらかの事故に巻き込まれたのか、あるいは家出だったのか、真相不明のまま20年経った。
 35歳になったメンバーのところに、ある日突然「私を覚えていますか?冬葉」というメールが入る。それをきっかけに20年ぶりの対面を果たした5人(1人だけは見つからない)、雑誌編集者の圭子のほか、歌手、主婦、サラリーマン、刑事の4人の身辺に、時を同じくするように不可解な事件が起こり始める。それらの事件と冬葉の失踪に関係があるのか、小説は、それぞれの個人を追いかけつつも、その謎を次から次に読者に投げかける。上下2巻の最後の最後まで引っ張られてしまうプロットだ。
 さまざまな職業につく5人の立場や、性格描写の描き方がいい。簡明な文章だが、深く読ませる筆力がある。放っておけない作家になりそうな予感を感じたことであった。

 「裂壊」は、警視庁失踪課高木賢吾シリーズの第5作になる。内部査察を間近に控えたある日、室長の阿比留が突然失踪する。警察官、しかも、高木らにとっては上司に当たる女性の失踪である。失踪を表沙汰にすれば室長のみならず、課員全員の汚点になる。査察までの残された数日、高木らは極秘に捜査を進める決意を固める。
 時を同じく、たまたまある女子大生の失踪がそのボーイフレンドから届け出られる。足らぬ人出をやりくりして調べてみると、室長阿比留の失踪との意外な関連が浮かび上がってきた。2つの失踪事件に繋がりはあるのか、残された時間が刻々となくなる中、高木らの奮闘は続く。
 警察ものでは定評がある堂場瞬一のことであるから、当たり外れはないという確信があった。裏切られなかった。

 鳴海章「微熱の街」、主人公はヤクザである。40歳を半ばを過ぎたのに、自前の組を持てない中年ヤクザ「テラマサ」は、唯一の子分である日系ブラジル人の扶利夫(フリオ)とともに、死体の後始末や取り立てなどの仕事を、命ぜられるままに遂行する日々を送っていた。そのテラマサのもとに、8歳の男の子が転がり込んでくる。それを契機にしたように、テラマサはいきなり銃撃を浴び、命を狙われることになる。半端モノのヤクザには、そんな派手な襲撃で排除される理由はない。転がり込んできた子どもとなにか関係がありそうだ。
 頼まれてその子をかくまったゲイバーのタミィとその家族、テラマサが所属する組の組長までが惨殺されるに至って、テラマサは反撃に転じる。警視庁公安部外事課まで関わってくるに至って、事件は国際テロの様相さえ帯び始めるのだが、テラマサにテロ?不可解は不可解を呼ぶ。果たしてテラマサの反撃は成功するのか、ヤクザとして「男」を立てる道は、命を懸けた戦いになるのだった。
 と、まあ、プロットは華々しいけれど、小説自体はイマイチだった。ヤクザを描かせたら、やはり北方謙三や黒川博行が一枚も二枚も上手だと思った次第。

 横山秀夫といえば「半落ち」や「動機」に代表される警察小説というイメージだが、この「出口のない海」は戦争ものである。特攻兵器である人間魚雷「回天」に乗って敵艦に体当たりする若者の話だ。
 主人公は、甲子園優勝投手でありながら、大学では肘を壊して鳴かず飛ばずの日々を送る青年並木浩二。チームの重荷でありながら、天性の楽観と忍耐、それに、チームの面々の友情に支えられて、楽しい野球生活を送っている。戦況厳しい折、大学生の強制徴兵も近いと噂される中、浩二は、最後になるかもしれない大会に向けて「魔球」を編み出す決心をする。しかし、戦争は彼の努力が実を結ぶのを待ってはくれなかった。
 戦争と若者といえば、不朽の名作「永遠のゼロ」をボクは一番に挙げるが、それに準ずる名作である。死が「可能性」ではなく「絶対」であるという生き方、迷いながらも逃れられぬその運命に、若者はどう立ち向かっていくのか、悲しいけれども爽やかな、心に沁みる一冊であった。



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by osampo002 | 2010-09-11 10:44 | 本を読もう!

8/30-9/5


栃倉の棚田


8/30 Mon. 長野県中条村



スカイツリー


8/31 Tue. 東京都上空


水辺の涼


9/1 Wed. 埼玉県越谷市



氷水


9/2 Thu. 埼玉県越谷市区



ET


9/3 Fri. 埼玉県行田市



再開発


9/4 Sat. 埼玉県越谷市町



稲倉の棚田


9/5 Sun. 長野県上田市






 ふと思い立って長野に行った。稲刈り直前の棚田撮影である。先週末のお田んぼ倶楽部で2日目の日曜日を棚田撮影会に充てたが、ちょこっと長野県内を走っただけでいくつもの棚田にぶつかる。長野県は棚田の宝庫なのである。
 これまでにもずいぶん通ったところだが、本気で探し回ってみても面白いかも、とそのときに感じた。早速それを実行しようというわけだ。日曜日に出発すれば片道だけだけど高速1,000円の恩恵に預かれるし、ビジネスホテルも予約しやすい。中心部の長野市内に泊まれば、県央、県北なら片道1時間以内の行動範囲になる。
 1日目は群馬県の妙義町あたりを含めて10ヵ所、2日目は長野市西部から戸隠、鬼無里(きなさ)あたりまで28ヵ所、それでも飽き足らず、連泊して3日目は7ヵ所の棚田を巡った。うち、過去に撮影したことがあるところは10ヵ所ほどで、あとは、走り回りながら探し当てた棚田だ。
 もちろん、棚田の宝庫長野県であるから、棚田百選に選ばれている棚田もある。県内に16ヵ所もあるのだ。そのうちの半分ほど(ほとんど過去に行ったことがある)も一応見てきたけれど、実は、百選棚田とは言っても決して景観を基準に選ばれているわけではないから、百選以外の棚田にもいいところはたくさんある。そういう棚田にぶち当たったときの嬉しさはキミたちには分かるまい。田んぼ写真家ならではの感慨である。プレミア版では、そういう秘密の棚田もご紹介してあるから、なにかのついでに訪れてみたいと思うのなら、忘れずにメモしておくといい。
 今回は、ボクにとっての空白地帯であった北信州を走れたことが収穫だった。中野市、飯山市、木島平村あたりは、以前高野辰之の取材で訪れたことがあって、田んぼの中もずいぶん歩いたのだが、そのころはまだ棚田に熱中するまでには至っておらず、今回走ってみて、改めて美しさに見惚れたのだった。
 あ、高野辰之ね。「故郷」「朧月夜」「もみじ」「春がきた」「春の小川」(いずれも作曲は岡野貞一)などの唱歌の作詞者である。これらの唱歌の舞台になった場所を探して回ったのだが、たとえば、「朧月夜」の「菜の花畠に入日薄れ」の菜の花畑、「蛙(かはづ)のなく音も鐘の音も」のお寺の鐘突き堂などを見つけ出しては写真に撮った。「春の小川」の小川は渋谷区だが、作詞者の記憶に残る小川は北信州であろうから、それらしい小川を探したりもした。現在でも、明治時代のそういう風景が、なにげに残っている場所だということだ。
 それはそうと、せっかくの信州であるから、3日間、蕎麦ばかり食っていた。戸隠蕎麦である。そりゃあ美味い。一方、妙義でも蕎麦を食ったが、生涯で一番不味い蕎麦だった。群馬も蕎麦の産地なのだが、なんせ、味覚音痴では国内随一という県であるから、不味くても納得なのである。道の駅妙義で蕎麦を食うのは、ドブに金を捨てるに等しい。もし食わざるを得ない窮地に追い込まれたときは、口直しに味噌おでんをお勧めする。コンニャクも群馬なのだ。素材そのものに大して味がないから、味噌が口直しになる。



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8/30 第1667号

ハサ木組み
空中楼田
トワイライト棚田






エッセイ:久しぶりの棚田巡り
今日のポイント:今回の撮影ポイント
ネット撮影会講評:休載


8/31 第1668号

スカイツリーを下に見て

エッセイ:初出荷の葡萄
今日のポイント:ヘリに乗るなら
ネット撮影会講評:休載


9/1 第1669号

夏空


エッセイ:いろいろな不具合についての報告
今日のポイント:鴨鍋キャラ
ネット撮影会講評:休載


9/2 第1670号

地上絵


エッセイ:パソコンもボクも社会復帰
今日のポイント:パンフ写真撮影のメッカ
ネット撮影会講評:休載


9/3 第1671号

のぼうの城


エッセイ:バカと煙は・・・
今日のポイント:ラバーレンズフード
ネット撮影会講評:休載


9/4 第1672号

奈落


エッセイ:ビクター・ボーグを知ってるかい?
今日のポイント:明日から長野
ネット撮影会講評:休載


9/5 第1673号

氷ノ田の棚田


エッセイ:久しぶりの単独撮影行
今日のポイント:明日の予定はこれから
ネット撮影会講評:休載

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by osampo002 | 2010-09-11 10:36

8/29 今週の書評







大石直樹
「十三人の刺客」
★★★★☆





乃南アサ
「結婚詐欺師(上)」
★★★★★






乃南アサ
「結婚詐欺師(下)」
★★★★★






>坂本敏夫
「死刑のすべて」
★★★☆☆



 来月封切予定の時代劇映画のノベライズ版が本書「十三人の刺客」である。実は、この映画のノベライズ版はほとんど同時に2冊出ている。谺雄一郎によるものと本書、大石直樹によるものである。読み比べたわけじゃないから優劣を論じることはできないが、ノベライズ版というのは、基本的にシナリオを小説化したものなのだから、あっても文章の稚拙ぐらいの差で、本質的な部分では同じようなものではなかろうか。

 映画のほうは、ちょっと鳴り物入りみたいなところがあって、前評判が喧しい。なんでも、ベネチア国際映画祭への出品も決まったそうで、海外でも黒澤映画の再来かと期待されているとのことである。

 原作、というか、原案は池宮彰一郎。工藤栄一監督、片岡千恵蔵主演により、1963年(昭和38年)に映画化され、クライマックスの13人対53人の殺陣シーンが30分に及んで、時代劇映画史上最長と話題を呼んだ。つまり、今回封切られる監督三池崇史、主演役所広司のこの映画自体もリメイクということだ。13人対53人のチャンバラが13人対200人に規模を拡大しているけれど、これも、その「映画史上最長の殺陣シーン」という前作の評価を意識したものだろうか。

 実は、この本を手に取った一番の理由は、今年の春に実施した庄内映画村オープンセットの撮影会なのだ。最後の殺陣のシーンがこのオープンセットで撮影されたのである。映画村にはその告知がたくさん出ていた。その記憶があったからなのだ。

 もちろん、映画も観るつもり。原作が小説の場合は、小説と映画にはかなりの落差があるのが普通だから、その違いを見る楽しみもある(がっかりすることもある)が、ノベライズ版の場合は映画シナリオが先にあるわけであり、そっくりそのまま、文字が映像に変わっただけということになる。つまらないんじゃないかと思うだろうが、本を読んでイメージしていたシーンが、実際にイメージ通りなのか、つまり、自分が抱いたイメージと監督が実写したイメージの違いを確かめる楽しみがあるではないか。本からは能動的なイメージ、映画からは受動的なイメージが得られる。まったく同じはずがないのである。



 乃南アサ「結婚詐欺師」は、プロの結婚詐欺師と、それを追う刑事の2人を主役にしたサスペンス小説である。詐欺という犯罪にはあまり暴力的なイメージがない(心理的には立派な暴力だが)から、一般的なサスペンス小説という範疇に入れていいものか迷うところだが、追うものと追われるもののドラマという面から見れば、間違いなしにサスペンスだと言っていいだろう。

 ただ、追跡劇の緊張感はあまり感じられない。ストーリーの核心部分ではないからだ。核心をなしているのは、結婚詐欺という犯罪の手口、騙される女たちの心理、騙すものの企業(?)努力、そういった側面である。女性作家の手になるものだからなのかどうか、詐欺にひっかかる女性を「バカなやつ」という目では見ていない。むしろ、自分が女であって、こういう手口で来られたら、騙されるかも知れんなと思わせられるところがある。そういう意味では、架空のストーリーながら、実録的な視点で読める小説だとも言えるたろう。上下2巻のけっこう長い小説だが、こういうジャンルの珍しさもあって、一気に読まされてしまった。

 著者は1988年に「幸福な朝食」で日本推理サスペンス大賞の優秀作を受賞してデビュー、1996年に「凍える牙」で直木賞を受賞した。警察内部の描写には、最近勃興している警察小説家(今野敏、佐々木譲、黒川博行、横山秀夫など)ほどの迫真性も迫力もないけれど、この小説に限ってはその点は枝葉末節、むしろ、女性が書いた詐欺犯罪の話として楽しめばいい。



 元刑務官の著者による死刑解説書が本書「死刑のすべて」である。つい数日前、千葉法相のツルの一声で、死刑を執行する刑場の内部が初めてマスコミに公開され、新聞には図解入りでその詳細が報じられたが、前にこの欄で紹介した高野和明の「13階段」(★5つ)に書かれていた内容とまったく同じであった。実は、この著者こそ、その小説の映画化にアドバイザーとして参加した人物なのである。

 死刑と一口に言っても、今話題の刑場の中身だけではなく、死刑囚の獄内での暮らしや執行命令を待つ心理、実際に手を下す刑務官(執行官)の心理、執行命令書が発効するまでの手続き、それに関わる人々の考え、死刑囚を支援するボランティアたち、国際的な死刑廃止の流れなど、さまざまな側面から語られるべき側面を持つ。本書は、もちろん元刑務官としての視点が軸になってはいるけれど、そういう多面的な観点から死刑を考えようとしているし、読者にも考えるように促しているように思える。プロのモノ書きの著作ではないから文章にも全体の流れにも粗雑な感が否めないけれど、イラストや漫画、短編小説なども織り交ぜ、なんとか一冊の本にしようとした執念が感じられる。切々と訴えようとする気持が伝わる本だ。ただし、死刑に興味がないものには紙くずである。



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by osampo002 | 2010-09-03 02:34 | 本を読もう!

8/23-8/29


高所作業


8/23 Mon. 埼玉県越谷市



炎天下


8/24 Tue. 埼玉県越谷市


夏の花


8/25 Wed. 埼玉県越谷市



撮るわよ!


8/26 Thu. 東京都台東区




8/27 Fri. 埼玉県越谷市



師匠


8/28 Sat. 新潟県十日町



日原東の棚田


8/29 Sun. 長野市信州新町






 下のプレミア版配信記録「先週のプレミア版」をご覧いただければ分かる通り、先週ボクは執拗な左膝の関節痛に冒され、半病人生活を余儀なくされたのであった。発症したのが日曜日で、金曜日までの養生でなんとか歩けるようになったけれど、土日のお田んぼ倶楽部と長野の棚田撮影会に参加したら、今日はせっかく改善しつつあった症状が再び悪化、2日間で3、4日分の忍耐を無駄にした格好になっている。
 昔からのかかりつけである整形外科の医師によれば、原因は不明だそうである。膝から抜いた水や採血した血液の検査からはなにもつかめず、レントゲン画像にも異常がない。じっくり養生して自然回復を待つしかない、というのが見立てだ。その間は鎮痛剤で凌ぐ。
 発症した当初は涙、涙の日々であった。とにかく、膝がまったく曲げられないのだ。なんかの拍子に曲げたりひねったりしようものなら、これまでに経験したこともないほどの激痛に襲われる。水曜日ぐらいから多少は曲げられるようになったけど、足を曲げざるを得ない日常動作、たとえば椅子に座るとか車の運転席に座るというようなことが地獄であった。
 鎮痛剤と神経ブロックの注射で、金曜日までにはなんとかこれらの動作もできるようにはなった。だが、土日のお田んぼと撮影会が棚田での活動であったから、まあ、症状が悪化するのは当然と言えば当然だ。坂道の上り下りが膝に負担をかけないはずがないのだから。
 田んぼ写真家などという仕事をしていれば、田んぼで出会う年寄りから、やれ膝が痛い、やれ腰が痛いというような話をよく聞く。でもいまいち実感として理解していなかったということが、今回の体験でよく分かった。この痛さは、なるほど、実体験したものでなければ分かるまい。もともと痛みにはとんと耐久性がない軟弱ものである。鹿児島弁で言うところの「おなごんけっされ」、女の腐ったようなヤツなのだ。今回ばかりは分かりすぎるほどよく分かった。
 ところで、昨夜のことだが、長野での棚田撮影会を終え、さてこれから帰ろうかというときになって、いきなり車の助手席側ウィンドウが開け閉めできなくなった。半分開いたままで、全開しようとしても閉めようとしても、ガリガリ音を出すだけでビクともしない。原因は分からないが、窓を開け閉めする電動部品の一部がドア内部で脱落し、それがガラスの上下を妨げているようだ。
 運転そのものに影響するような故障ではないけれど、窓が半開きの状態だからクーラーが効かないし、第一、雨でも降ってきた日にゃ、目も当てられない。室内がびしょびしょになってしまう。
 帰宅が真夜中になる時間だったから、修理工場はたぶんどこも閉まっている。マンションに帰れば、少なくとも明日の朝までは駐車場で無防備状態だ。車上狙いの格好の的になってしまう。
 どうしようもないことなので、とりあえず車内に置いてある貴重品(撮影機材)だけは降ろしておいた。田んぼ用の長靴や地下足袋、野良着などは泥棒だって欲しくはなかろう。
 幸い、車が荒らされることなく、雨も降らずに朝を迎えた。マンションの住民がたくさん電話をくださる。「助手席の窓が開いたままですよ」と、ご親切なことである。10時の開店と同時にディーラーに持ち込んだ。先週車検を終えたばかりである。ディーラーも大恐縮だったが、車検のためのチェック項目には入らない部分だから、どことなく強気の雰囲気も漂わせているところが悔しい。
 修理代の見積もりは22,000円。部品代はわずか、大半は工賃である。壊れるものを売っておきながら修理工賃を取るってのは、ある意味詐欺だと思う。でも、カメラメーカーだってどこだってそれは同じだ。こないだ修理に出したキヤノンのプリンターなんか、部品代は320円、工賃が7,000円であった。
 あんまり口惜しい顔をしていたためかどうか、20,000円に負けてくれた。今はとりあえず上げ下ろしできない状態で交換ガラスが入っている。部品が届き次第、ちゃんとした修理になる。2、3日後になるそうだ。



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8/23 第1660号

川面


エッセイ:原因不明の痛さは続く
今日のポイント:秋になったら
ネット撮影会講評:休載


8/24 第1661号

バリア

エッセイ:原因不明の痛さはなおも続く
今日のポイント:助けてあげられない
ネット撮影会講評:瑠璃さんの作品「絆」


8/25 第1662号

夏空


エッセイ:原因不明の痛さは去らず
今日のポイント:誰も知らないヒマワリ畑
ネット撮影会講評:瑠璃さんの作品「お汐井(しおい)かけ」


8/26 第1663号

美脚2


エッセイ:原因不明の痛さはかなり改善
今日のポイント:責任は取らんぞ
ネット撮影会講評:休載


8/27 第1664号

定規を当てた空


エッセイ:金返せ、コノヤロ!
今日のポイント:カメラを騙すワザ
ネット撮影会講評:休載


8/28 第1665号

たたずむ女


エッセイ:Ireland-43
今日のポイント:休載
ネット撮影会講評:休載


8/29 第1666号

伝統家屋


エッセイ:原因不明の痛さ
今日のポイント:休載
ネット撮影会講評:休載

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by osampo002 | 2010-09-03 02:20