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時代コスプレ


武士の肖像





直接配信を受信している読者ならお分かりだと思うが、普及版を日刊から週刊に変えたおかげで、このプレミア版の配信終了時間がずいぶん早くなった。直接配信は、上がり次第すぐに配信されてしまう仕組みになっているから、読者が受け取った時間が、すなわちボクが配信手続きをした時間と一致する。その時間が、早ければ当日中、それも午後11時とか、それよりもっと早いこともあるし、日が変わってからになっても、遅くても午前2時ぐらいには配信できている。「まぐまぐ」経由の配信の方は、ボクが出した時間と読者に届く時間が必ずしも一致しないのだけれど、直接配信だとそうなるわけである。

 これはまさに、当初目論んでいた通りの結果であって、毎日の睡眠時間が、平均すればたぶん2時間ぐらい長くなった。5、6時間は眠れるということだから、まあ、この年齢の男子としてはほぼ平均的なところではないだろうか。その効果であろうか、夜中の作業中にデスクに突っ伏して居眠りしてしまうということがほとんどなくなったし、飲み屋でねいちゃんに肩を叩かれて起こされるということもなくなった。なにより、運転中に眠くてどうしようもなく辛いということがない。いくらナポレオンを気取っても、人間、やはり一定の睡眠時間は確保せにゃいかんということだな。

 昨夜の配信終了は当日中の午後11時だった。以前は、そこから次の普及版をやっていたわけで、すでにコラムを1回分書いた後に、2つ目のコラムを書くという艱難辛苦が待ち構えていた。テーマを思いつけばさっと書けるのに、それが思い浮かばないときが地獄だったわけである。

 今は、プレミア版が終わったら自由時間であるから、10分か15分ぐらいの短時間なら、鬼嫁が見ているテレビのバカ番組に付き合うこともある。書斎に戻れば、ネットでいろんな調べものをしたり、不義理している各方面にメールを出したり、たまにはネットサーフィンをやって知識の吸収に努めるなどという贅沢もできる。寝る前のひと時、モーツァルトを聴いて波立った心を静めるなどという芸当もできる。なにより、気持ちに余裕があるから、鬼嫁のイジメに対する耐久力もつく。あまり落ち込まなくなった。

 昨夜、そのネットサーフィンでおもしろいサイトに出会った。「時代コスプレ」というサイトだ。自分の自画像を送れば、選択したコスチュームの画像にして送り返してくれるという、遊び心満載のサイトだ。お試し版として、あんみつ姫、花魁、お姫様(女性用)、小さな殿様、新撰組(男児用)、小さな舞妓さん(女の子用)、侍、将軍(男性用)の8種類のコスチュームが用意されていたので、早速コンデジで自分撮りした画像を送ってみた。そしたら、今朝にはもう出来上がりのコスプレ画像が届いていたのである。

 まあ、自分でフォトショを操ればできる芸当ではあるが、合わせるコスチューム写真があればの話だから、そう簡単ではない。無料でこの程度の画像なら作ってくれるし、もっと多種多様なコスチュームが用意されている有料バージョンでも、料金はせいぜい500円とか、2人用でも1000円程度だ。

 こりゃおもしろい!っわけで、手元にあったスイス人の友人2人(アイルランド版の最初の方に出てきた2人)の写真を送った。出来上がってきたら、彼らにプレゼントしようというわけ。喜んでもらえること請け合いである。


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by osampo002 | 2010-05-07 20:46

5/2 書評




貴志祐介
「青の炎」
★★★★★






佐々木譲
「エトロフ発緊急電」
★★★★★





 貴志祐介については、1ヶ月ほど前に書評を書いた「硝子のハンマー」が★3つだったし、もともとホラー小説などという、ボクには縁遠い分野で名を上げた作家であるから、あまり追いかけてみたいと思うような作家ではなかった。でも、今回「青の炎」を読んで認識が変わった。悪くない作家なのかも知れない。
 いわゆる倒叙小説というジャンルに属するミステリーである。推理小説というと、犯罪が行われ、それを警察なり探偵なりが捜査を重ねて究明して行き、たいがいの場合、犯人や犯罪の手口は最後に明らかになる。しかし、倒叙ものでは、犯人は最初から分かっている。というより、犯罪者の側からストーリーが語られるのである。完全犯罪を狙った手口やアリバイ作り、証拠の隠滅などが事細かに描写されるから、読者はまんまと作者の罠にはまり、完全犯罪の成立を信じきってしまう。
 しかし、天網恢恢、いかにも完全と見えた犯罪にもアナが出てくる。次第に犯人が追い詰められていく過程では、読者自身もはらはらどきどき、犯人の側に立って追及から逃れたいという気分になっていく。
 倒叙小説については洋の東西を問わず、古今、名作と呼ばれる作品があまた存在する。しかし、この「青の炎」が特徴的なのは、犯罪を犯す主人公が17歳の高校生という点だ。母と妹との幸せな中流家庭にある日、母親と離別したはずの父親が戻ってくる。酒と博打と暴力に明け暮れるその父親から家庭を守るためには、その男を「消去」するしかない。主人公の完全犯罪への挑戦が始まる・・・。
 佐々木譲「エトロフ発緊急電」は、かなり大昔に読んだことがあり、非常におもしろかったので、ボクに劣らず本好きの次弟に進呈した。それが回りまわって親父のところに行き、そこからボクのところに戻ってきたのである。昨日親父のところに新しい本を届けたときに、ちょうど読み終わったばかりのこの本について、親父がちょっと興奮気味に感想を述べた。親父にとってもよほどおもしろかったと見える。
 題名から分かるように、物語の主舞台は千島列島の択捉島である。真珠湾を奇襲した帝国海軍の艦隊が、この島の単冠(ヒトカップ)湾に秘密裏に集合し、ここから出撃して行った。完全に封鎖されたその島に、日系アメリカ人がスパイとして潜り込む。そのスパイが主人公だ。
 ミステリファンなら知っている通り、日本にはろくなスパイ小説がない。陸続きの国境を持たず、ほとんど単一民族だけの人口構成で、しかも、諜報という行為が武士道にもとるという考え方を潔いとする風土であるから、歴史上スパイが活躍した事実もあまりないし、日本人のスパイというイメージも創造しにくいのであろう。
 しかし、この本で壁が破られた。数ある海外のエスピオナージにも匹敵する、あるいはそれらを凌駕する、第一級のスパイ小説である。山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会賞の三冠に輝いたという点からもそれが分かる。奇しくも再読することになったが、最初に劣らず感激した。わが国の出版史に残る名作だと思う。

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by osampo002 | 2010-05-07 00:32 | 本を読もう!

5/2 Sun. 千葉県柏市市


春の田





 




今日のプレミア版


初夏の色



展示作品:「初夏の色」
エッセイ:両親は平等に扱いましょう
今日のポイント:背景処理に定番はない
ネット撮影会講評:ミントンさんの作品「日本の里百選・阿蘇のカルデラ-その1-」
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by osampo002 | 2010-05-07 00:28

5/1 Sat. 東京都中央区


ベンツ





 




今日のプレミア版


2階がおもしろい



展示作品:「2階がおもしろい」
エッセイ:オタクの聖地
今日のポイント:カラーとモノクロ
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2010-05-07 00:27

4/30 Fri. 埼玉県川口市


木陰の山吹





 




今日のプレミア版


森に咲く



展示作品:「森に咲く」
エッセイ:安行をお散歩
今日のポイント:チラチラはやっぱり邪魔
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2010-05-07 00:26

4/29 Thu. 埼玉県川越市


新河岸川





 




今日のプレミア版


こけた



展示作品:「こけた」
エッセイ:新河岸川撮影会
今日のポイント:スナップではメシが食えない
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2010-05-07 00:24

4/28 Wed. 埼玉県越谷市


新緑に雨





 




今日のプレミア版


芽吹き



展示作品:「芽吹き」
エッセイ:恥ずかしながら・・・昔の写真
今日のポイント:白バックに抜く
ネット撮影会講評:けんちゃんの作品「貴婦人が行く」
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by osampo002 | 2010-05-07 00:23

4/27 Tue. 埼玉県草加市


ボクの赤い車





 




今日のプレミア版


キャンドルグラス



展示作品:「キャンドルグラス」
エッセイ:電気音痴でもやればできる
今日のポイント:贅沢言っちゃいられない
ネット撮影会講評:遥夢さんの作品「花を待つ」
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by osampo002 | 2010-05-07 00:21

4/26 Mon. 埼玉県三郷市


八重桜の道





 この1週間、ボクの時間は、大腸癌手術で入院している母親を中心に回った。とにかく、短時間であっても毎日顔を出さなくてはならない。今の病院は完全看護であるから、昔みたいに付き添いが必要なわけじゃないけれど、医師からの毎日の報告や入院に伴う金銭的な面など、本人任せではどうにもならないことがいっぱいあるのだ。
 母親は、ボケているってことではないから会話中の認識はほぼ正常なのだが、それで油断すると痛い目に遭う。なんたって、逃げも隠れもしないボクの実の母親である。すぐ忘れやがるのだ。なので、いちいちボクが間に立って記憶装置の役を務めねばならない。母親とどっこいどっこいの、てんでアテにならない記憶装置だが、相手、この場合は医師や看護師、事務員に安心感を与えることはできる。
 抜糸の折に、医師との相談で退院予定日を連休明けの7日としたのだが、その後、傷口の回復がいまいち思わしくないという経過が明らかになり、まだ決定的ではないが、場合によってはそれより数日延びるという状態になっている。痛みや発熱があるわけでもなく、点滴もとうに終了しているのだけれど、傷口が塞がりきらないうちに帰宅させるってわけにはいかんということだろう。帰されてもこっちも困る。
 しかし、当の母親は、病院食のまずさに閉口気味だし、なにより、ただベッドに縛り付けられているだけの状況を持て余しているみたい。暇でどうしようもない、というところだろう。まあ、気持ちは分かる。今しばらくの辛抱だよ、おっ母さん。
 ところで、この連休、ボクはどこにも出かけていない。毎日病院通いに時間を食われるから、出かけたとしても半日圏内しか行けないわけだし、去年はお田んぼ倶楽部の作業日程が入れられたけど、今年は雪解けが遅れていて、まだ手がつけられない状態だから、それも入っていない。
 まあ、連休に遠出をするのは渋滞にはまりに行くようなもので、あまり賢い行動とは言えないわけだし、相方の鬼嫁も、連休中だけは出かけたい素振りを見せない。というのも、もうずいぶん昔、まだ和尚さんが幼稚園児だったころに酒田に帰省したことがあり、片道20時間という苦行の結果、実家に到着するなり入院してしまった経験があるからなのだ。メヌエル氏病みたいな、眩暈が起こる症状で、完治までに3ヶ月ほどもかかった。ボクは和尚さんを連れて単身帰宅、鬼嫁が戻ってくるまでの3ヶ月間、サラリーマン生活をしながら和尚さんを養った。あの経験は、鬼嫁のみならず、ボクにも渋滞恐怖症を植えつけたわけだ。
 この連休中、お天気はバカみたいに良い。お天道様が、冬から春にかけての天候不順の責任を取っているかのようだ。今日なんか、最高気温が夏日を記録した。明日はもっと暖かくなるらしい。お出かけには紫外線対策を、などと天気予報が言っている。
 一方で、高速道路はどこも渋滞が30キロだ、50キロだと報じられている。高速だけではなく、市街地の一般道まで渋滞だらけだ。家で読書でもしているのが一番のお利口さんということなんだろうな。




今日のプレミア版


ピンクピンク



展示作品:「ピンクピンク」
エッセイ:それどころじゃないんだ
今日のポイント:後ろのチラチラ
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2010-05-07 00:19

4/25 書評




東直己
「残光」
★★★★★






三浦しをん
「まほろ駅前多田便利軒」
★★★★★









石田衣良
「アキハバラ@DEEP」
★★★★★


 病院通いの2回に1回は電車利用だから、多忙な割には読めた。先週は厚めの文庫本を3冊、しかも、そのすべてが5つ★に恵まれた。
 東直己の「残光」は2001年に日本推理作家協会賞を受賞した作品。北海道の山奥で人目を避けて暮らしている榊原健三は、今でこそ孤独な芸術家として地元では知られているが、実は、凄腕の始末屋として札幌のヤクザたちに恐れられた過去を持っている。
 ある日、札幌で起こった殺人事件のテレビ報道に、かつての恋人の姿を発見した健三は、その女性の息子を救うために山を降りる決心をする。北海道警と暴力団を相手に、単身で立ち向かう健三に勝機はあるのか、手に汗握る活劇の幕が切って落とされる(なんか、月並みな表現だな)。闘う健三の姿に俳優の高倉健をイメージしていたボクであったが、あとがきまで読んだら、書いた井家上隆幸も同じことを書いていた。ちょっと、どころか、かなりカッコいい主人公なのである。男たるもの、こうじゃなきゃいかんと思わせる描写が散りばめられた小説だ。
 「まほろ駅前多田便利軒」は4年前の直木賞受賞作品。東京都南西部に位置する(架空の)都市「まほろ市」で便利屋を営む多田啓介のもとに、高校時代の同級生、今は宿無しの行天が転がり込む。独身の啓介だが、変わり者の行天を居候させておく謂れはない。高校時代のある出来事のこともあるし、早く出て行ってもらいたいのだが、いつしか啓介にとって、行天の存在はかけがえのないものになっていく。便利屋に持ち込まれる雑多な仕事も、行天と一緒だとなんか変。いちいち事件になってしまうのだ。
 社会の片隅に生きる貧乏コンビの生き様と、事件の奇妙さ、徐々に明らかになっていく2人の過去、全部で6篇の連作がひとつに繋がり、甘辛いラストになだれ込む。読ませる小説である。
 石田衣良は「池袋ウェストゲートパーク」シリーズを全部読み通したし、そのほかにも主だった作品を5、6冊は読んだから、そろそろ卒業してもいいかなと思っていた。でも、いちおう世間の話題になったし、TVドラマや映画にもなったし、いろんな解説なんかを読んでも褒めちぎられていたりするから、この本も読んでおいたほうが後悔しなくて済むだろうという気持ちで手に取った本である。
 世間の評判通りだった。面白かった。しかも、新鮮だった。ただし、お勧めしにくい。
 というのも、アキバのオタクたちが主人公だし、その主人公たちは、みんながみんな病気持ちだし、そのみんなが力を合わせて画期的な検索エンジンを開発し、それを横取りした財閥と闘い、復讐を遂げるというストーリーなので、出てくる用語がパソコンオタク過ぎるからなのだ。まあ、年老いてもメルマガを読もうというオタク老人たちにはなんでもないことかも知れないが、機械音痴、電気恐怖症、パソコン幼稚症のボクには、ところどころ意味不明なところがあった。もっとも、それでもめっちゃ面白かったのだから、細かいところには目をつぶれってことなのかも知れない。しかしまあ、石田衣良、恐るべしであるな。

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by osampo002 | 2010-05-06 01:50 | 本を読もう!