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2009/10/30 FRI(No.2400)


子ども服売り場




 まだ10月だというのに、digipriさんから年賀状印刷の案内が届いた。digipriというのは、こないだも書いたけれど、WEB上の写真プリント屋さんである。安い、早い、品質がいいというので、ちょくちょく利用させていただいている。ボクは、基本的にプリントで写真を観賞するクチではないので、他の人に写真を売る、あるいはプレゼントするときぐらいしかプリントしないのだが、そういう場合には、わざわざ写真屋まで足を運ぶ必要がないので重宝している。

 そのdigipriさんからのご案内だが、100枚以上なら1枚当たり39円、そのほかに、基本料金と送料が1000円だという。デザインはさまざまなテンプレートが用意されているから、適当なものを選んでデータを送れば、3日ぐらいで出来上がるらしい。

 去年は300枚送った。こちらから出さなかった人への返事用も入れて、合計320枚前後だ。お散歩ネットの会員で住所が判明した人には必ず送るようにしているから、枚数は年々増える。虚礼廃止が叫ばれる昨今、なんという時代逆行かと指弾されるかもしれないけれど、こればっかりは止めるわけにはいかない。なんたって、メルマガを我慢して読んでくださっている方々である。よもや粗末にしていいわけがないのだ。

 去年までは、いつもの泣きの店長のところに頼んでいた。1枚50円、それに切手代を入れるから、1枚100円也のご挨拶だったわけだ。でも、digipriさんを使えば、それが90円になる。仮に350枚としても3500円の節約、生ビールなら7杯から10杯分も浮くわけで、ちょっと真剣に考えてみなきゃいかんと思っているところなのだ。しかも、住所欄の印刷や投函代行もやってくれるらしい。毎年、年末のクソ忙しい時期にけっこうな時間を取られる作業である。この「Digipri年賀状2010」、四の五の言う前に、やはり真剣に考えてみなきゃいかんのだ。



今日のプレミア版


屋根



展示作品:通常版「屋根」
エッセイ:暴走族復活か
今日のポイント:キュービズム
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2009-10-31 03:05

2009/10/29 THU(No.2399)


棚田祭




 千葉県鴨川市にある、都心から最も近い棚田百選の地、大山の千枚田に行ってきた。棚田の畔に火を灯す「棚田夜祭り」が行われていると知らせてきた人があって、今年で3回目になる撮影にでかけたのだ。
 棚田がある辺りには長狭街道でアクセスする。内房保田から30分かからないぐらいの距離だ。長狭街道は内房保田と外房勝浦を結ぶ街道だが、房総半島の内陸部を縦断する経路なので、途中に棚田がたくさんある。それらの棚田に産するコメを長狭米といい、千葉県ではほとんど唯一と言っていいぐらいのブランド米になっている。
 その長狭米の新米を買ってきた。我が家には現在、ボクが自ら作ったお田んぼ倶楽部産の「魚沼産完全手作り無農薬天日干しの棚田コシヒカリ」と、鬼嫁の里から送ってきた庄内産新品種「つや姫」の新米、それに、熊本は八代の親戚から送ってきた「ひのひかり」の新米がある。来月早々には、山口県の日本海側でやすちんが手作りしているコメも届く。まさに、新米漬けの日々なのである。
 で、その新米、自分で作ったコメが一番美味い、と、まあ、そう言いたいところではあるのだが、ぶっちゃけた話、どのコメも甲乙つけ難しといったところ。とにかく美味いのだ。昔と違って、コメの品種改良は、寒さや暑さといった天候要素、あるいは病害虫に対する耐久性もさることながら、「美味しさ」要素を追求することに重点が移っているような按配で、新品種と言われるコメは、たとえ北海道産のものであっても、その美味さは絶品なのだ。食欲の秋でもあることだし、毎朝の炊きたて新米に納豆と生卵の朝食が、ビールを除けば、目下のところ「生きてて良かった」症候群の唯一の発震源になっているのである。



今日のプレミア版


大山棚田の夜祭り



展示作品:通常版「大山棚田の夜祭り」
エッセイ:厄病神
今日のポイント:やや絞りこむ
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2009-10-30 14:59

2009/10/28 WED(No.2398)


古本市




 読書週間である。今朝の朝日新聞「天声人語」に乙なコラムが載っていた。アメリカの老富豪が、全財産をはたいても叶えたい望みは何か、と問われ、「大好きな”ハックルベリー・フィンの冒険”をまだ読んでいない状態に戻りたい」と答えたというのである。何度も読み返した愛読書であっても、初めてそれを読んだときの感動は二度と戻らない。それが得られるなら・・・というわけである。いい話だ。
 本好きのボクにとっては、この時期だけではなく、毎日が読書週間なのだが、やはり読書週間などと声高に言われると気合が入る。久しぶりに神田の古本市を覗きに行ったりするわけ。一冊も買いはしないけれど、本好きが大集合する雰囲気を味わうだけでも気分がいい。最近、本を読まない人が増えているなどと聞くと、一度しかない人生、なんて悲しい一生だろうと同情してしまう。本の中には楽しみがいっぱい詰まっている。喜びも悲しみも、感動も驚きも汲み尽せぬほどある。人の一日なんて、考えてみたら無駄だらけだ。その無駄を一つ減らせば、本を読む時間のなにがしかは得られように・・・。そう思ってしまうのである。
 読書週間だからというわけじゃないけれど、今月は順調で、すでに22冊読んだ。例によって、手当たり次第の乱読だけれど、乱読ってのは、今まで何気なく遠ざけていた作品や作家、ジャンルに当たる可能性もあるってことだから、そういうのに当たると、えらく儲かった気分になる。、それはそれで悪くない本との付き合い方だと思う。
 同じコラムに、「三余」という言葉が出ていた。本を読むのに適した余暇が3つある。冬と夜、そして雨だそうだ。なるほど、昔の中国人はなかなかいいことを言う。逼塞して鬱になりそうなときに本を読めば、それをもっとも幸福な時間に変えることもできるというわけだ。

 ところで、今週末に予定していた吾妻渓谷の紅葉撮影だが、ONIさんが下見に行ってみたところ、全然ダメだったそうだ。実地を見た人からのご報告だから、そうなりゃわざわざ行く意味がない。行き先を榛名湖か妙義山に変更しようかと思う。あるいは、谷川岳の一の倉沢もいいかも。谷川岳自体の紅葉はとっくに終わっているけれど、ロープウェイを降りた地点から下を見る景観がちょうど時期じゃないかと思う。谷川連峰の中腹から裾にかけての落葉樹林が一望だ。もっとも、それにしたって下見をしたわけじゃないから疑問符だらけだけどね。
 まあ、あの辺りをうろつけば、どっかでいい光景に当たるだろう。4、5年前に撮影会をやったことがある照葉峡も、いい頃合いじゃなかろうか。基本的に、一定の標高があれば、そこに生えている木々は一定の時期が来れば黙っていても紅葉する。なまじ名所などと謳われているところじゃなくても、犬も歩けば、なのである。



今日のプレミア版


深夜のデート



展示作品:通常版「深夜のデート」
エッセイ:神田の古本屋街
今日のポイント:額物効果
ネット撮影会講評:遥夢さんの作品
「祭りの男」
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by osampo002 | 2009-10-29 02:02

2009/10/27 TUE(No.2397)


コスモスと導水橋




 鴻巣のコスモス畑である。何回か下見に行って、今回がやっと本番というわけだが、こないだの台風で将棋倒しになった後遺症が酷く、今年はスカだった。なんとか誤魔化そうと思って日没まで粘ったのだが、ダメなものはどうしたってダメ、広角で手前を大きく入れると倒れた茎の部分が入ってしまうので、こういう撮り方が精いっぱいというところだった。
 向こうに見えるのが全長約2キロの日本一長い導水橋である。位置的には荒川に架かる大芦橋の下、鴻巣市と熊谷市の境目あたりになる。まあ、今年はダメだったが、ここのコスモスは毎年咲くので、来年に期待ということ。がっかりすることはない。
 ところで、プレミア版に昨日書いた紅葉の撮影だが、土曜日に出かけられる目処が立った。群馬県の吾妻渓谷をメインに、今話題の八ツ場ダム建設予定地周辺をめぐるつもり。そのまま関越トンネルを抜けて松之山で一泊し、日曜日は半日を田んぼ作業、半日を紅葉撮影に当てて帰ってくる。問題の天気は、今のところ土曜日までは晴れ、日曜日から下り坂という感じ。土曜日は午前9時前ぐらいに東松山を通過するので、同行希望者がいたら東松山駅で拾ってあげますよ。ただし、ボクの車は4人乗りです。



今日のプレミア版


夕べの雲



展示作品:通常版「夕べの雲」
エッセイ:ベスト100
今日のポイント:画面全体のバランス
ネット撮影会講評:けんちゃんの作品
「らくらくフォン かな?」
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by osampo002 | 2009-10-28 02:12

2009/10/26 MON(No.2396)


秋雨




 最相葉月の「絶対音感」、ボクにはすごく面白かった。1998年の小学館ノンフィクション大賞を受賞し、その年のベストセラーになった作品である。当時ずいぶん話題になったのだが、読む機会を失い、今回、たまたま本屋で見つけたので手に取った。
 はっきり言って、音楽や音楽史、教育学、心理学、生理学、哲学などにある程度の基礎知識がないと入り込めない、というか、この本の本当のエッセンスは汲み取れないいと思う。200人近い取材協力者、つまり、著者がインタビューした人々のリストが巻末に列挙されているが、その中の少なくとも音楽家の名前ぐらいは知っていないと、面白さも半減だろう。
 だが、それらの知識がある程度ある人なら、最初から最後まで頭の中を「!」マークが群れをなして駆け巡るほどの興奮を覚えると思う。とにかく、すごい本だ。面白いだけではなく、知的好奇心がたっぷり刺激される。昨日、4軒も梯子してしまった理由は、実はこの本だったのである。
 人間の中には、ある音程の音を指定されて、その音程を即座に声に出せる人がいる。たとえば、ドレミの「レ」の音と指定されれば、ピアノの「レ」の音程と寸分狂わぬ音を、もちろんピアノの音を聞くまでもなく、声で出せるのである。
 普通の人はそうはいかない。一般的には、他の音、たとえば「ラ」の音をピアノなり音叉なりで出してもらい、その音を基準にして「レ」の音を歌うのである。このように、あたかも体そのものが(きちんと調律された)楽器のように、音階を他からの助けなしに正確に出せる人を、「あの人は絶対音感を備えている」という風に言う。
 絶対音感を持っていると、音楽家を志す場合などには絶対に有利であると言われてきた。著名な音楽家に絶対音感の持ち主が多いのも事実である。楽譜を見さえすれば、そこに記されている音が頭の中で正確に鳴ってくれるわけだから、初見(練習なしでいきなり楽譜通りに歌う、あるいは演奏すること)で演奏しなければならない場合などには、絶対的な優位に立つ。作曲家なら、頭の中で鳴っている音を楽譜に書き止めるだけでいいわけで、いちいちピアノの前で弾きながら作曲する必要がないのである。モーツァルトが絶対音感の持ち主であったとはよく言われることだが、そうでなければ、あれだけの数の作品が書ける道理がないということから、そのように推測されているわけだ。
 しかし、果たしてそれは事実だろうか、著者の疑問はそこからスタートする。さまざまな音楽家にインタビューし、科学者の意見も聞いて回る。日本人に絶対音感の持ち主が多いという常識が、なぜそのようになったのか、音楽教育の場面からも考察される。生理学の研究者からも話を聞いて、メカニズムの謎に迫ろうとする。
 有利と思われている絶対音感が、逆に音楽家の桎梏になる事実が掘り起こされる。オーケストラの演奏会を聴きに行くと、開演前に音合わせがある。ふつう、オーボエが「ラ」の音を出し、その音程に他の楽器が調律、調弦する。演奏者、聴衆ともに、緊張感がもっとも高まる一瞬だ。
 しかし、オーボエの「ラ」が、平均律の440ヘルツである保証はない。絶対音感の持ち主は、それがたとえば441ヘルツであったりしたら、演奏の間中気持ちが悪くて、演奏に集中できないのである。楽譜で示されている音と、実際に自分が出している音に狂いがあるわけだから、まるで絶対音感が演奏の邪魔をしているようなことになる。知っている曲をレコードで聴いて、蓄音器の回転数が狂っていたりすると、吐きそうになる人もいるらしい。
 ボク自身は相対音感である。ある基準音さえ示してもらえれば、楽譜通りに歌うことができる。もちろん、現代音楽のように、無茶苦茶な音程の羅列でなければ、であるが。レコードを聴いて、それを楽譜に書き写すこともできる。もちろん、パートの数が少なければ、であるが・・・。だが、基準音なしではまるで音痴だ。
 ボクも絶対音感が欲しいと熱望していたし、演奏しなくなった今でもその思いはある。しかし、この本を読んで、ちょっと考えてみる気になった。絶対音感を持つ音楽家の多くが、「あれば便利だが、なくて困るものでもない」と言うそうだ。でも、それじゃダイヤモンドだってそうだろうよ。どうしてくれる、40年もの間眠っていた知的好奇心が揺り動かされて目覚めてしまいそうじゃないか。





(キット評価:★★★★★)

今日のプレミア版


濡れ落ち葉



展示作品:通常版「濡れ落ち葉」
エッセイ:紅葉を撮りに行きたい
今日のポイント:今年は色づきが良さそう
ネット撮影会講評:k_tsubakiさんの作品
「メールチェック」
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by osampo002 | 2009-10-27 02:56 | 本を読もう!

2009/10/25 SUN(No.2395)


苔生した古木の幹




 4軒も梯子して飲みながら、3冊も読んでしまった。宮部みゆき「ぼんくら(上下)」、最相葉月「絶対音感」。片や時代小説、片やノンフィクション、ルポルタージュと、まったくジャンルの違う2作品だが、どちらもすごい本だった。
 「ぼんくら」は、いかにも宮部みゆきらしい作品。短編小説の連作と見せて、その実、読み終わってみれば長編小説という、なかなか凝った仕立てになっている。謎解き要素もふんだんに盛り込まれ、また、作者ならではの下町人情譚の味わいも秀逸である。
 三男坊でありながら父親の後を継ぐハメに陥った南町奉行所同心の平四郎は、なにごとにも面倒臭がりで、40歳を過ぎても手柄など立てたこともない。しかし、人情には篤く、町人たちからは、半分バカにされながらも慕われている。その平四郎が、深川の鉄瓶長屋の事件に巻き込まれるのである。八百屋の太助が殺され、評判の良かった差配人(大家)も姿を消す。そして、店子たちが次から次に引っ越し始めるのである。それまで、貧しいながらも助け合って暮らしてきた長屋の面々に、何事か起こっているようなのだ。
 ストーリーのとっかかりはそういうところだが、一見、個々の住民個別の事件と見える事柄の裏に、どうも、謎めいた匂いが感じられる。ぼんくら同心平四郎は、気が進まぬままその影を追うことになる。
 章建ては、「殺し屋」(35ページ)、「博打うち」(37ページ)、「通い番頭」(33ページ)、「ひさぐ女」(31ページ)、「拝む男」(27ページ)と、ここまでは短編の連作である。ところが、次の「長い影」がいきなり427ページにもなるのである。この章だけで一冊の長編小説と言っていい分量だ。そして、実は、短編小説と見えた前半の5つの話が、すべてこの章に繋がっているのである。上下2巻の大部だが、飽きさせず読ませる筆力はさすが宮部だし、ミステリーとしての仕上がり度も高い。
 もう一冊の「絶対音感」については明日書く。





(キット評価:★★★★★)




(キット評価:★★★★★)

今日のプレミア版


電車待ち



展示作品:通常版「電車待ち」
エッセイ:仲人が夢枕に立った
今日のポイント:メインの被写体に露出を合わせる
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2009-10-27 02:49 | 本を読もう!

2009/10/24 SAT(No.2394)


おしなりくん




 スカイツリーの建築現場がある墨田区の業平橋周辺を歩いていたら、こいつにばったり出会ってしまった。かの有名な「おしなりくん」である。



 え、有名じゃない?



 そうね、ボクだって、こいつに出会うまで知らんかったもんね。ちゅうか、出会った後も、帰宅してネットで調べるまで、なにものか?と思っていた・・・・・(汗)。



 墨田区が雇用しているイメージキャラである。



 なんの?



 そりゃ言わずと知れたスカイツリーと、その周辺の街づくりですがな。



 なんせ、太古の昔、まだ押上周辺を都電が走っていた頃から変わっていないというこの墨田区に、世界一のっぽの鉄塔が立つわけで、下町っ子たちの心のうちは、



 これで墨田区も全国区に進出だ、わいわい、



 というものから、



 下町情緒、江戸情緒が台無しだ、やれやれ、



 というものまでさまざまであるから、ここはひとつ、区民の心を一つにまとめなきゃとんでもない騒ぎになりかねんと苦慮した区役所が、会議に会議を重ね、公募をしてまで作り上げることになったキャラなのである。



 でも、この「おしなりくん」、はっきり言ってな~んもやることがない。スカイツリーは、まだまだマイナーな存在でしかなく、



 ・・・・だって、まだ出来上がってないんだからさ・・・・・、



 観光客が押し寄せるのはまだ3年後という時期なのだ。仕方がないから、押上、業平橋周辺を、とぼとぼとうつむいて歩いているだけ。着ぐるみキャラといえば、ガキんちょどもがぞろぞろと集まってくると思いきや、ガキどころか、



 大人も・・・・



 犬すらも・・・・



 寄ってこないのである。小雨そぼ降る中を、ただ黙って歩いている。哀愁漂う「おしなりくん」なのだ。



 あんまり寂しそうだったから、声をかけてモデルになってもらった。いやはや、彼の喜びようったら、これでやっと給料に見合う仕事ができたってぐらいのもんで、たった1枚でボクがやめたもんだから、本来なら声を出してはいけないはずの着ぐるみが、



 「もう一枚どうぞ!」



 だと。



 しかし、まあ、このキャラ、ダサいねぇ。東京都内居住者が考案したとは思えん。いまどき、田舎方面だって、もっとましなキャラを作る。



 (あ、奈良のあの小坊主は別ね。)



 押上(おしあげ)と業平橋(なりひらばし)で「おしなり」という命名もさることながら、この神主とも見まがう衣装はいったいぜんたい????



 ふと思い浮かんだ。ああ、なるほど、これは在原業平さんじゃありませんか。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」ですよ。百人一首の「ちはやぶる・・・」なんか、落語にもなったぐらいだもの、六歌仙は伊達じゃないんだよ。



 でも、これは・・・いくらなんでもダサすぎる・・・・・(汗)。



今日のプレミア版


消えてしまう風景



展示作品:通常版「消えてしまう風景」
エッセイ:スカイツリー
今日のポイント:考える、待つ
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2009-10-25 02:26

2009/10/23 FRI(No.2393)


色づく木々




 すでに10月も下旬、関東地方は例年なら「秋も深まり」という言葉がぴったりくる季節なのだが、冷夏の反動なのかどうか、午前1時のこの時間になっても、半袖のパジャマ1枚で過ごせるぐらいの気温で、寒さなどちっとも感じない。寒さに弱いボクとしてはありがたい。
 だが、残忍性と粗暴性に加えて、冷え性という体質を生まれながらにして備えている鬼嫁は、こんな気温なのにもう寒がっている。指定席であるテレビの前ではすっぽりと毛布にくるまり、ほとんどイモムシである。
 冷え性は、西洋医学では病気とは考えられていないそうだ。したがって、薬はない。男性に少なく女性に多いのは、ホルモンの関係であるとか、皮下脂肪のせいであるとか言われるが、確たる原因は特定されていないという。ただ、脂肪は冷めやすく温まりにくいことから、それを原因とする考え方が有力だ。だが、冷え性で困るのは手足の先などの四肢の冷たさであって、脂肪が蓄積しやすい腹部や臀部ではないから、この説を否定する向きもあるらしい。
 もし脂肪が原因であるのなら、メタボであるボクも冷え性でなければおかしい。確かに、暖房が一切ない北向きの部屋に逼塞させられれている奴隷の身分であれば、冬場の寒さで四肢は冷える。当たり前だ。だが、布団に入れば、ものの数秒で熟睡態勢に入る。「性」の範疇ではないということだろう。あるいは、ビール、焼酎の恩恵かもしれない。いや、確かにそうだ。
 由緒正しい冷え性女である鬼嫁は、寝る直前に風呂に入る、それもかなり長時間。風呂から出たら布団に直通、入ったら決して出てこない。しかも、その布団には昔ながらのブリキの湯たんぽが入れてある。片や半袖パジャマ、片や湯たんぽである。いかに価値観がかけ離れた夫婦であるかが分かる。
 冷え性は一種の血行障害であるから、鬼嫁は毎冬、例外なくシモヤケになる。アカギレにも悩む。六十のババアになってもガキみたいにアカギレかよ、などと笑ってはいけない。普段の虐待に拍車がかかるだけだからである。いたわりの声をかけ、たまに手のひらをさすってあげたりすれば、生き延びることができる。



今日のプレミア版


林立



展示作品:通常版「林立」
エッセイ:写真展が迫ってきた
今日のポイント:良い子は真似しちゃいけません
ネット撮影会講評:yufukiさんの作品
「通過列車」
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by osampo002 | 2009-10-24 01:58

2009/10/22 THU (No.2392)


ヤカン




 月曜日からの4日間で5冊読んだ。
 佐伯泰英「鎌倉河岸捕物控(11)・代がわり」は、水戸黄門や銭形平次が好きな人にはお勧め。評価は★3ツ半。宮部みゆき「寂しい狩人」は古本屋の主人とその孫の高校生を主人公にした連作小説で、いずれも本をキーワードにストーリーが展開する。ボクにはイマイチ、評価は★3つ。同じく宮部みゆきの「東京下町殺人暮色」は面白かった。この作家はおおむねハズレのない作家だが、短編よりはやはり長編に技量を発揮する。評価は★4つ。
 ブライアン・ヘイグの処女作「極秘制裁(上下)」は秀作。すごい作家が出てきたものだ。米軍の法務官が主人公で、コソヴォ紛争の最中に起こった、米軍によるものと見られる虐殺事件の真相を調査するというストーリー。話はきわめて深刻だし、ストーリー展開は息も継がせずといったところなのだが、語り口はウィットたっぷりで飽きさせない。かなりの長編だが一気に読まされてしまった。評価は★5つ、満点である。

 ところで、このメルマガのタイトルバックになっている写真は、いったいどこで撮影したものなのかというご質問をいただいた。秘密の場所と言いたいところだけれど、わりと有名なポイントなので隠してもしょうがない。渡良瀬遊水池である。川は渡良瀬川。ちょうど今頃の季節、いい雲が出ている晴れた日に、赤城山方面を写すと、誰が撮ってもこういう写真になる。



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極秘制裁(上)

(キット評価:★★★★★)


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極秘制裁(下)

(キット評価:★★★★★)

今日のプレミア版


柿稔る



展示作品:通常版「柿稔る」
エッセイ:立場がない
今日のポイント:背景
ネット撮影会講評:yufukiさんの作品
「視聴覚総動員」
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by osampo002 | 2009-10-23 02:14 | 本を読もう!

2009/10/21 WED (No.2391)


コキア坊主




 ひたち海浜公園のコキアを見てきた。若干盛りを過ぎた感があったが、この時期にしては見物客も多く、けっこう賑わっていた。
 夕方からマンション連合会の会議。マンション管理士会との提携の話が出ており、今日はそっちのほうから役員の方も顔を出して、活発な議論になった。こちらの方は、マンション管理の実務経験を長年にわたって蓄積してきた実績があり、あちらの方は、なんたって国家資格を取っておられるぐらいだから、法的な知識などでは一日の長がある。互いの足らざる部分を補完し合い、協働していけば、市政や県政に対する発言力も強化されようし、一般のマンション管理組合にとっての利用価値も高まるであろう。5年ほど前にも一度そういう話し合いが持たれたことがあったのだが、そのときは途中でぽしゃっている。仕切り直しの今回ということになるが、うまく行けばいいなというのがボクの正直な感想。
 午後9時半から、今度は別の打ち合わせ。やはり連合会関連である。ホームページを立ち上げようということになっていて、その実務を発注する相手方との打ち合わせだ。簡単なHPなので、ボクでもできる程度の作業内容なのだが、テクノロジーとファシリティはあっても時間がない。金はかかるが、外注した方が継続性確保の面から見て得策だろうということになった次第。
 打ち合わせが終わったのが11時。そこから一人で飲み屋に入り、生を飲みながら本を一冊読んだ。帰宅は午前1時、プレミア版を出したところで睡魔に負けた。



今日のプレミア版


赤い丘



展示作品:通常版「赤い丘」
エッセイ:コキア
今日のポイント:待てば海路の
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2009-10-22 12:33