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2008/12/31 WED (No.2097)


今年最後の富士







 プレミア版に載せたベランダ富士の、ちょうど30分後の写真である。冬場は富士が見える日が多いが、このように、麓までくっきり見えることは少ない。たまに見えると、見慣れた富士であってもいちおう撮ってみたりするので、これとほとんど同じ画像が、過去にも数回載ったことがある。
 初日の出だが、いろいろ考えた末、狭い場所を確保するという難関はあるにせよ、やっぱり海がいいってことで、大洗海岸に行くことにした。
 しかし、である。そうと決めた後に、砂名オバからメール。竹芝にいくという。言外に、だからあんたもおいで、と言っている。そのくせ、徹夜の酒飲みには付き合っていられないなどという我侭をいう。
 おいおい、ボク一人だけが新橋で徹夜かよ。東武線の最終が11時46分だから、新橋に1時ごろ着くとして、それから5時間も一人酒かい。やなこった。
 酒が飲めないのはつまんないけど、車で行くという手もある。竹芝はフェリー桟橋だから、ひょっとしたら駐車場所が確保できるかも。隣の日の出桟橋、あるいはそのまた隣りの芝浦ふ頭でもいい。最悪、新橋か浜松町の民間駐車場に入れて、ゆりかもめって手もある。さて、どうしよう・・・。


今日のプレミア版

我が家の富士



展示作品:通常版「我が家の富士」
エッセイ:第九
今日のポイント:ベランダ手抜き写真
撮影会講評:keikoさんの作品
「夫婦善哉」

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by osampo002 | 2008-12-31 23:48

2008/12/30 TUE (No.2096)


お礼参り







 今年の元旦は千葉の九十九里浜で初日の出を撮った。九十九里、つまり、400キロ近い(近くない!)砂浜が、初日の出を一目見ようという人々で埋め尽くされ、まるで、攻めて来る鬼畜米英を竹槍で水際迎撃する銃後の守りみたいで、それはそれは壮観であった。一人一殺、神国日本は安泰だ、靖国で会おう!みたいな悲壮感さえ漂っているような気がしたものだ。
 しかし、九十九里はただ単に海岸線がだらだら長いというだけで、その分、収容人数はほぼ無限だが、写真的には面白くもなんともない。海上に何もないから、水平線が横まっすぐ、太陽のまん丸がぽつんという、芸もへったくれもない写真になってしまうのだ。
 我が家からけっこう遠いというのもネックで、撮るまでは徹夜態勢が維持できるけど、撮った後の帰途が辛い。今年も、途中で車を止めて仮眠せざるを得なかった。
 幸い、来年の元旦、つまり、明後日も天気はいいみたい。三賀日ずっと雪の裏日本方面のみなさんにはたいへん申し訳ない(ボクのせいじゃないけど・・・)が、降水確率ゼロなんて聞いた日にゃ、初日の出を撮らなきゃお天道様の罰が当たる。
 ということで、つぶさに考えてみた。いくつか思いついた候補地がある。まずは竹芝桟橋。レインボウブリッジを前景にして日の出が撮れる。ただし、都内である。駐車場が確保できるかどうかという問題が残る。JRとゆりかもめは終夜運転するらしいが、東武鉄道がやらない。
 サンシャインビルや東京タワー、テレコムタワー、千葉マリンタワーは入場制限があるので、早くから並ばなくてはならない。入場料もかかる。たぶん、三脚も禁止されるだろう。
 筑波山。ケーブルとロープウェイが早朝運転をやる。秩父の手前の関八州展望台。埼玉や東京の上に初日が昇る。ただ、ともに、展望がきくスペースがめっちゃ狭い。水戸の手前の大洗海岸。海中に鳥居がある。だが、鳥居の真ん中から初日が昇るポイントは、押し合いへし合いになる。正月早々から罵倒合戦を聞くのは嫌だ。
 秩父の奥の三峰神社。ここからの展望もなかなかだし、初詣も兼ねられる。ただし遠い。高速が使えないところだから、我が家からだと3時間近くかかる。ちょっと行き過ぎたら山梨だ。犬吠埼灯台。ここも遠い。それに、駐車場所が限られるし、灯台が入るポイントも混雑する。
 ということで、今のところ、候補地は帯になんとか襷になんとかで、なかなか決定打が出ない。明日は大晦日、一日かけてもう少し考えてみよう。誰かが徹夜の酒飲みに付き合ってくれるのなら、竹芝桟橋で決定なんだけどな。


今日のプレミア版

下駄屋



展示作品:通常版「下駄屋」
エッセイ:暮れの季節感
今日のポイント:伝法院通り
撮影会講評:akebimamaさんの作品
「迷子の迷子の・・・・・」
遥夢さんの作品
「話して楽になることもあるよ」

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by osampo002 | 2008-12-31 02:02

2008/12/29 MON (No.2095)


アオジ







 昨日のこの欄で、飯嶋和一という作家の名前だけでも知っている人は、おそらく、超人的と言ってもいいぐらいの本好き、この作家の手になる本を読んだことがあるって人になると、たぶん、このメルマガ読者約9,000人の中に、数人しかいないだろう、と書いたところ、ブログ版のほうに「出星前夜」を読みなさいという書き込みが来た。超人的な本好き、9,000人中の一人がいたわけだ。ちょっとびっくりである。
 で、せっかくのお勧めだから読んでみるべと思って、図書館のHPを見たら、ちゃんと3冊在庫があるのだが、すべて貸し出し中だし、予約が14人も入っていた。予約しても、読めるのは3ヶ月ぐらいあとになりそうだ。
 しかも、図書館自体が年末年始はお休みである。お役所だから年末年始に休むのは当たり前ではあるんだろうけど、市民の多くが、時間に追われて日ごろ読みたくてもなかなか読めない本を読む、絶好の連休ではないか。そういうときにも、決まり通りに休むってのは、どうなのかな?
 市民の立場になって考えるようでは、公務員としては初心者というような文句を聞いたことがあるけど、越谷市の公務員はきっと上級者ばかりなのだろう。
 読みたいとなったら早く手にしたいので、図書館は諦めて楽天に注文した。ついでだから、同じ著者の本を、他にも4冊頼んだ。まさか、楽天まで公務員の真似はしないだろうから、数日で届くであろう。楽しみである。
 楽天に繋いだついでに、母親から頼まれていた「一握の砂」も注文しておいた。「頬につたふなみだのごはず一握の砂を示しし人を忘れず」である。なにをトチ狂っていまさら啄木なのかは知らんが、どうしても欲しいのだそうだ。以前から俳句や川柳、都々逸は作っていたけど、ついに短歌にまで触手を伸ばしたのかも知れない。かなりヘタってきた老婆ではあるが、好奇心だけはまだ旺盛である。


今日のプレミア版

シジュウカラ



展示作品:通常版「シジュウカラ」
エッセイ:北本自然観察公園
今日のポイント:図鑑写真
撮影会講評:Ukiukiさんの作品
「夕暮れ」

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by osampo002 | 2008-12-29 23:37

2008/12/28 SUN (No.2094)


攻防







 飯嶋和一という作家がいる。この作家の名前だけでも知っている人は、おそらく、超人的と言ってもいいぐらいの本好きだ。この作家の手になる本を読んだことがあるって人になると、たぶん、このメルマガ読者約9,000人の中に、数人しかいないだろう。ひょっとしたら皆無かも知れない。
 その名前がボクの記憶に残っていたのは、今年の大仏次郎賞を受賞したという記事が、賞の本家である朝日新聞に載ったのを読んだからだ。なんたって朝日新聞である。シロート受けする本など、絶対に選考対象にはしない。とにかく、クロート好み一辺倒なのだ。1974年創設の文芸賞だが、対象が小説だけではないために、とにかく一般受けしない。
 年に一作、もしくは二作が受賞する。だが、過去70数冊の受賞作の中で、ボクが読んだことがあるのは、1994年に受賞した吉村昭の「天狗争乱」と、それより2年前に受賞した小西甚一の「日本文藝史・全5巻」だけである。受賞した著者のほぼ95%は、名前すら聞いたことがない。
 しかも、はっきり言って、小説はめったに受賞しない。受賞することがあったとしても、面白さとか奇抜さなどの観点は二の次、資料読みの正確さとか、エポックメイキングとか、学術上で価値があるとか、そういう点に重点が置かれる感じがする。
 でも、たまに選ばれた中の一点である「天狗争乱」を読んで、この賞に選ばれた小説は半端じゃないという印象を強く持っていた。他の文藝賞では洟もひっかけられないだろうに、出来だけで見ればモノが違うという印象が強かったのだ。
 で、その飯嶋和一の小説である受賞作「出星前夜」を、わざわざ取り寄せたいとまでは思わなかったけれど、いちおう、本屋に寄ったときに探してはみた。なかった。だが、こないだ北千住の本屋で、たまたま同じ作家の「雷電本紀」という文庫本を見つけたのだ。ものは試しと買ってみた。
 それが大当たり。江戸時代の伝説的相撲取りである雷電の生涯を描いた小説なのだが、その資料読みの徹底加減には、舌を巻かざるを得ない。しかも、それだけではなく、面白いのだ。構成も良いし、展開もスリリングだし、とにかく飽きさせない。文庫本で500ページを超す長編だが、一気に読んでしまった。
 相撲なんてボクの関心外だし、興味も何も一切ないのだが、相撲の歴史的事実を知るだけでも得した気がする。とにかく、朝青龍など眼じゃないぐらい超人的に強かったという雷電、浮世絵でしか見たことがなかった雷電が、すごく身近に感じられた一冊であった。


今日のプレミア版

城主追放



展示作品:通常版「城主追放」
エッセイ:ユリカモメ
今日のポイント:あえて逆光で
撮影会講評:きょんちさんの作品
「京都の街を疾走中」

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by osampo002 | 2008-12-29 02:56

2008/12/27 SAT (No.2093)


彩湖サーファー







 今日は、現地悪天候のため松之山行きを中止したので、次弟に頼んであった親父の歯医者付き添いを断り、ボクがでかけていった。診療も終盤なので、最初からつき合っていたボクが行ったほうがいい。医者から、今後の注意事項などが言い渡されるかも知れないからだ。
 幸いにも、作った入れ歯は上下ともよくフィットしたらしく、今日の調整はわずかなものだった。3日間の使用感も悪くなかったようだし、最初感じていた違和感も和らいだようだ。前回、医者は、最悪3回ぐらいの調整が必要になるかも、などと言っていたが、今日で完成、終了になった。簡単に終わったのはなにより。帰りにお蕎麦を食べさせたら、まったく問題なしに、美味しそうに平らげていた。
 親父に会ったついでだから、昨日母親から聞いた文学全集のことを聞いてみた。買う金がどこから出たかという話である。母親は、進駐軍の物資横流しかも知れないと思って、聞きそびれていたという。さて、真相はいかに・・・。
 結果は肩透かしだった。親父は、そんな本が我が家にあったことすら憶えていないという。母親に買ってやった記憶もない。認知症は入っていないから、ボケたのではなく、ほんとに憶えていないようなのだ。
 もともと、理科系人間である親父は、学術書は別にして、ほとんど本を読まない人だった。母親とは大違いなのだ。つまり、本自体に関心が薄いのである。それに、当の全集も、たぶん、まったく読んでいないのだと思う。文学なんぞには、とんと無関心なのだ。
 真相が聞けると思ってぞくぞくしていたのに、本人の記憶がないんじゃ謎のままだ。がっかりである。ついでに、ボクに買ってくれていた毎月1冊の本のことを聞いてみたら、こちらのほうは憶えていた。買うのを忘れないように、本屋から役所宛に毎月1冊ずつ届けてもらっていたそうだ。代金は給料から天引きしてもらっていたという。
 で、その毎月1冊が始まったきっかけだが、親父のアイデアではなく、母親がそうするように頼んだんだって。長男も本好きにしてやろうってことだったのかな・・・?


今日のプレミア版

金色の波を蹴立てて



展示作品:通常版「金色の波を蹴立てて」
エッセイ:急遽中止
今日のポイント:切り取り範囲に制限あり
撮影会講評:きょんちさんの作品
「自転車はつらいよ」

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by osampo002 | 2008-12-28 00:05

2008/12/26 FRI (No.2092)


白い支柱







 本好き話の続きである。
 昨日、実家に母親を見舞ったときに出た話しだが、ボクが中学時代にむさぼるようにして読んだ、親父の蔵書「日本文学全集」は、親父がお袋に買ってやったものなんだそうだ。あとにも先にも、親父からプレゼントを貰ったのは、唯一それだけだとのこと。
 親父は気象庁勤務の国家公務員だったが、当時の公務員の給料は、今と違って、最低生活を営むのにやっとという程度の低さだった。なので、お袋にも、それを買う金がどこから出たのか分からないそうだ。
 たぶん、実家(は金持ちだった)から出た金じゃないかと想像していたというのだが、当時は進駐軍にも出入りする仕事だったため、たとえば物資の横流しのような悪事に手を染めていた可能性も考えられるので、正面から聞く勇気がなかったそうだ。
 お袋が、その全集を読んだお陰で物書きになったとは思わないが、本というものすら貴重品であった終戦直後に、そういう全集が手元にあったということは、貧乏ではあったにせよ、精神的にはずいぶんリッチな気分であったろうと思う。
 お袋の実家は、戦後の農地解放で没落したとは言え、それまでは県内有数の豪農であったから、若い時分に本などで苦労することはなかったのであろう。実際、ボクの記憶にも残っているが、祖父も祖母も読書好きで、実家に里帰りすると、まるで図書館かというぐらい本棚が並んでいた。
 もうひとつ別の話。
 小学校に上がったら、親父が毎月1冊ずつ本を買ってくれたという話をしたが、それ以前、幼稚園の頃から、この毎月1冊は始まったのだそうだ。童話を買ってきて、それをほとんど毎日、1ページか2ページずつ読んで聞かせていたというではないか。
 そのあたりの記憶はまったく残っていないのだが、。お袋に言わせれば、親父がボクを可愛がったのは、あとにも先にもそのときだけ、小学校に上がってからは、ただ厳しいだけの父親だったという。ボクが、毎月の本をせっせと読んだり、書き写していたのは、親父にそう命じられたからなのだそうだ。記憶がないからそう言われてもピンと来ないけど、お袋がそういうのだからそうだったのであろう。


今日のプレミア版

冬の午後



展示作品:通常版「冬の午後」
エッセイ:掃除狂
今日のポイント:全部見せない
撮影会講評:joseさんの作品
「野兎、御用だ!」

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by osampo002 | 2008-12-26 20:02

2008/12/25 THU (No.2091)


原色の木々とボール







 こないだこの欄に書いた「フルスイング」の原作ドラマが、この3日間、NHK総合TVで6話連続再放送されていた。ぜひとも見てみたかったのだが、前の2日間は飲んで午前様だし、今日は親父とお袋の付き合いで帰宅が遅くなり、最終第6話の最後の15分ぐらいしか見られなかった。
 いちおう我が家にもビデオがあるので(もちろん、DVDやブルーレイなどという最先端はない)、録画しておけば良かったのだが、非常に残念なことに、ボクも鬼嫁も、録画のやり方を知らない。これまでに、一度たりともやったことがないからだ。ビデオを借りてきて見るということもしないので、つまりは、10年ばかり前にテレビを買ったときに、店員に騙されてついでに買って以来、使ったことがない機械なのである。
 で、その最後の15分であるが、本を読んだばかりで筋書きは分かっているし、なんたって、ドラマが原作のノベライゼーションだから、役者の台詞までまったく同じだ。普通なら、なんだぁ、で終わるところなのに、それでも泣けてしまうのである。主人公が死んじまうわけだし、シーンは卒業式だし、お膳立てが泣かせ一色なのだ。
 たぶん、一種の老化現象ではなかろうかと思うが、もともと涙もろいのが、最近ますます嵩じてきて、泣かせだと分かっていてもそれに乗ってしまう。鬼嫁や和尚さんには笑われるし、ボク自身も、なんとも恥ずかしい。「心が純粋な人間は、涙腺が弱いものなのだ」などと強がって見せても、へっ、てなもんである。
 そのフルスイング上下2冊は、今日親父に手渡してきた。そういえば、親父も、還暦を過ぎた時分から涙もろくなっていたような気がする。お袋に笑われていたのもボクと同じ境遇だ。同病相哀れむじゃないが、なんだか、親父にいっそう親近感を抱いたことであった。
 あ、今日の画像はちょっと説明が必要だな。水面に写ったイルミネーションである。上下逆さに展示してある。パステル画の雰囲気に見えれば成功。


今日のプレミア版

光流れる



展示作品:通常版「光流れる」
エッセイ:入れ歯完了
今日のポイント:シャボン玉
撮影会講評:yufukiさんの作品
「使用後」

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by osampo002 | 2008-12-26 01:26

2008/12/24 WED (No.2090)


熱唱







 音楽座ミュージカルの「マドモアゼル・モーツァルト」を観劇してきた。詳細と本音はプレミア版を読んでいただくとして、ざっとした感想を言わせていただければ、なかなかに楽しく、また、プロの技量を堪能できる舞台であった。
 もちろん、本番中の無断撮影は法律違反である。ただ、舞台がハネたあと、出演者が揃ってロビーまでお見送りに出てきてくれる。そこでは撮影OK。カメラを持っていく価値がある。
 この写真は、客席の後ろの、ガラス張りの調整室から撮影させていただいたもの。自前で買ったチケットだが、ご紹介くださったひらがなタイムズの中田さんと劇団が気を使ってくれて、そこからの撮影を、数枚だけだが、許可してくれたのだ。
 終了後、池袋で飲んで(生5杯)、乗換駅の新越谷でも飲んで(生2杯)、それでも足りずに、自宅の駅でさらに飲んだ(生2杯)。酔いはしなかったけれど、帰宅が遅くなり、鬼嫁にどやされてしまった。まっすぐ帰るってことを、あんたは知らないの!折檻されなかっただけでも良かったと言っておこう。


今日のプレミア版

モーツァルト女史



展示作品:通常版「モーツァルト女史」
エッセイ:ミュージカル
今日のポイント:素顔が一番
撮影会講評:yufukiさんの作品
「使用前」

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by osampo002 | 2008-12-25 03:37

2008/12/23 TUE (No.2089)


窓の外には







 渋谷での忘年会(その内容はプレミア版で読んでいただくとして)に出席したのだが、開始時間を大幅に勘違いして、2時間も前に着いてしまった。
 渋谷といえば若者の街である。ボクみたいなオジが不用意に歩いていたりすると、まさか税金は取られないまでも、石をぶつけられる惧れがある。
 そこで、ちょっと早いとは思った(多少は常識がある)けど、ガード下の焼き鳥屋に腰を据え(ほんとは常識がない)、生ビールで時間を潰した。2時間もあると、ゆっくり飲んでも4、5杯はいける。
 そのあとで本番である。生ビールとワインをたらふくチャンポンしたせいかどうか、珍しくかなり酔ってしまった。午前様で帰宅し、メルマガ配信に着手したけれど、プレミア版を出したところで気を失った。お陰で、こちらの普及版は1日遅れである。キットのヤロも、とうとうくたばったか、とお喜びのところをまことに恐縮だが、ゾンビになっても配信は限りなく続くのだ。ご愁傷様!


今日のプレミア版

ゲージツは爆発だ



展示作品:通常版「ゲージツは爆発だ」
エッセイ:今年最後の忘年会
今日のポイント:待てば海路の日和
撮影会講評:Takaさんの作品
「お疲れ様でした~」

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by osampo002 | 2008-12-25 03:35

2008/12/22 MON (No.2088)


青い光







 このところ、本の話をちょっとばかり続けていたら、ずいぶん昔のことを思い出した。まだ学生の頃の話である。
 知っている人もいると思うが、大学でのボクの専攻は西洋哲学である。教養課程の1年半を終えると、専門課程に進みゼミに所属するわけだが、ボクがついた教授ってのが厳格な哲学者で、テキストはすべて原語じゃなければダメという人だった。哲学書でも、初級者が使うようなテキストは、ほとんどすべて岩波から翻訳が出ているのだが、それでは表層的な意味しか分からんというのである。
 で、どういうことになるかというと、いきなりラテン語、ギリシャ語、ドイツ語、フランス語の原書を読まされるのである。外国語は英語しかやってこなかったわけだし、その英語も、高校時代は学年最下位という体たらくだったのだから、そういう外国語音痴に、いきなり原語で読めと言われても、いきなり月面宙返りをやれというのと同じで、できるわけがない。数字の数え方すら知らんのである。
 ギリシャ語とかラテン語は、最初は1コマの授業で、せいぜい3行から5行しか読ませない。もっとも、なんたって哲学であるから、そのわずかな行数の中に、それはそれは深くて広い意味が隠されていて、2時間じゃ終わらんぐらいの講義になるのだが、それを予習していくのが大変だ。
 辞書がない。図書館に行くけれど、すでに先輩たちが借り出していたりすると、終わるまで待ちぼうけになる。そこで、本好きのボクは、ちょっと無理してでも自前の辞書を買おうと思った。当時、外国書は東京の丸善が一手輸入元なので、地元の本屋を通じてそこに注文するわけである。
 ドイツ語、フランス語は日本語のものが買える。でも、ギリシャ語とラテン語は英語の辞書になる。値段が高い。2つで、当時の金で5万円ぐらいした。下宿代が6畳アパートで5千円の時代である。
 金はない。極貧の我が家は、最低限の仕送りだけで手一杯だから、無心もできないし、したところで、ない袖を振ってはくれない。そういうときはアルバイトだ。
 でも、1ヶ月働いて5万円になるアルバイトなんて、当時はどこを探してもなかった。いや、2つだけあった。大学付属病院の解剖室の下働きと、気象台の地震観測所だ。
 その地震観測所仕事を、夏休みの1ヵ月半やった。霧島の山の中にある観測所にたった一人だけで寝泊りして、8時間ごとに地震計の記録紙を取り替え、外した記録紙を読み取って、それを無線で鹿児島市内の気象台に連絡するというのが仕事のすべてだ。
 ものは地震計であるから、近くを車が通るようなところでは観測にならない。場所は、国道を外れること数時間、山道をとことん登っていった、それこそ、クマとイノシシぐらいしか住まない山のてっぺんだ。
 民家?そんなもの、あるわけがない。そこに、40数日、一人だけで居住したのである。1週間ごとに気象台の職員が記録紙を集めに来る。ついでに自炊用の食料も差し入れてくれる。人間の姿を見るのは、その折だけだ。
 金にはなった。当時の金で、20万円ちかく貰ったと記憶する。辞書を買い、ついでにカント全集18冊、もちろん原語を買い、そのまたついでに、ドイツ製のリコーダーを1本手に入れた。
 で、そうやって買ったカント全集は、卒論を書くときに1冊読み、残りの17冊は、一度たりともページを開くことなく、まっさらのままでこないだ末弟の次男に強奪された。このヤロが、また、なにをトチ狂ったのか、哲学科に進みやがったのである。
 なお、蛇足であるが、そうやって勉強した外国語だが、はっきり言って、何一つノーミソには残っていない。数字の数え方すら忘れた。ついでに、哲学的、つまり、論理的な思考能力も一緒になって消滅した。当時の勉強で、ボクの身になったものは皆無、そのときついでに買ったリコーダーだけが手元に残っている。


今日のプレミア版

重層



展示作品:通常版「重層」
エッセイ:松之山の田んぼ
今日のポイント:レンズ収差の補正
撮影会講評:せろこさんの作品
「影」

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by osampo002 | 2008-12-22 23:28