2008/05/18 SUN (No.1872) 2日目の作業は新しく耕作する田んぼの田起こしを昨日に引き続き進めるのがメイン。ただ、長い間放棄されていた田んぼなので、その間に流れ込んだ土砂で水平が狂っている。田んぼは水平が保たれていることが必須だから、その狂いを修正してやらなければならない。 1枚の田んぼは、高い部分の土をスコップですくい、ネコ車(一輪車)に積んで低いところに運ぶ。狭い田んぼではあるが、なかなか大変な作業である。 総がかりでまずこの1枚をやっつけ、あとの2枚は、高いところと低いところを畦で区切り、1枚の田んぼを2枚に分割するやり方を採った。新しい畦を築くのも大変だが、土砂を運ぶよりはかなり効率がいい。今の農業は機械化が前提だから、田んぼはできるだけ広くするのが当然だが、ボクらの田んぼはすべて手作業が前提、わざわざ狭くするのもありなのである。 すべての作業を終了し、死んでいた田んぼに水路の水が流れ込む様を見た感激は、もうこれが2年目になるが、いつ見ても感慨深い。1年に復活させられる田んぼの数は限られるけれど、わずか数枚でも蘇らせると、棚田全体の景観が見違えるように美しくなる。 荒れ果てた中立山の地が、全国のカメラマンを惹きつける名所になる日が、いつかはやってくるはずだと思いながら、蟻の歩みを続けていくわけだが、その一歩一歩の楽しみもまた、かけがえのない体験だと思う。 今日のプレミア版
黄昏時 展示作品:後出し版「黄昏時」 エッセイ:田起こし 今日のポイント:休載 撮影会講評:休載
by osampo002
| 2008-05-19 13:38
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