2008/05/17 SAT (No.1871) 10時に現地集合し、早速田起こし作業に着手。6名の参加者を二分し、1グループはせっせと鍬を振るう。もう1グループは、長年の間に土砂に埋まってしまった水路を発掘する。 鍬を振るう作業は、最初はきつい。農作業なんてほとんどやったことがない面々であるから、体が慣れず、無駄な力が入ってしまうのだ。しかし、振り下ろすときは鍬の重みだけ、引くときは、手の力ではなく、体全体の体重で引くというコツを飲み込めば、あまり力を使う必要がなくなって楽になる。 水路発掘作業はさほど簡単ではない。長年の間に土砂に深く埋もれてしまっているから、掘り下げる場所を確定するまでに、かなり無駄な土方仕事を余儀なくされるからである。 しかし、努力の甲斐あって、U字溝とコンクリート枡、道の下を横切る土管が発見され、発掘された。今まで死んでいた新たな水路が復活したわけである。あとは、その水路から田んぼに水を引くための工作をやればいい。導水用のビニールパイプを繋ぎ、地面に固定し、水が必要な時期と不要な時期で流れが変えられるような工夫をする。 田起こしのほうは、去年の田んぼは全部終了し、牛糞堆肥を入れ、水を引き入れる。今年から耕作する田んぼは、半分ほどまで進むことができた。後は明日に回す。快晴の爽やかな一日で、田んぼの景色も奇麗なら、周囲からはカエルの鳴き声や野鳥のさえずりが間断なく聞こえてくる。鍬を休めて、ふと一息つく瞬間に、田を渡る涼風が頬を撫でていく。至福のひと時である。 今日のプレミア版
棚田の春 夏場だけの川 展示作品:通常版「棚田の春」 ダミー版「夏場だけの川」 エッセイ:田起こし 今日のポイント:休載 撮影会講評:休載
by osampo002
| 2008-05-19 13:36
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