菜の花列車


2008/03/29 SAT (No.1822)




 朝、電車の網棚に三脚を置き忘れた。幸い、駅員が見つけて、保管しておいてくれるとの連絡を頂戴したが、どうも、生来のアルツ系が、最近ずんずんと進行しているような気がしてならない。今日は、朝のその三脚に続いて、午後には置き忘れたカメラを幸いにも淳ちゃんが拾ってくれたし、夕方立ち寄った棚田を去るときには、カメラバッグを忘れそうになった。
 この物忘れ症候群は、どうも、息子の和尚さんにも引き継がれたらしい。普段は、お寺から支給された車に乗っているのだが、自分の車の車検が、6ヵ月も前に切れていたことに、今日気付いたという。
 で、慌てて車検証を探したけれど、それが車に乗っておらず、どこに置いたかも、まったく憶えていないそうだ。さすがのボクも、車検を6ヵ月も忘れた記憶はない。1ヶ月ならあるけど・・・。
 この親子に引き換え、鬼嫁の記憶力は驚異的だ。自分に都合のいいこと限定ではあるが、何十年もしっかり記憶している。あのとき、あんたはこう言った、こんな悪さをした、そういったボクの悪行が、一つ残らず頭の中に整理整頓されて納まっているようなのだ。
 もちろん、ボクはまったく憶えていないから、ボクのアルツ系をいいことに、口から出まかせを述べているだけかも知れないけれど、そう言い切る自信がないから、言うがままに操られるしか、身の処し方がないのである。和尚さんに、母親のこの「都合の良いことだけ記憶力」が遺伝しなかったことは、確信を持って、良いことであるとボクは考える。

今日のプレミア版

棚田の夜祭り


展示作品:通常版「棚田の夜祭り」
エッセイ:幸運な一日
今日のポイント:窮余のマニュアル露出
撮影会講評:休載

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by osampo002 | 2008-03-30 03:30
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