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夕照の街

2006/10/16 MON(No.1292)



 カナダ行きの準備を始めたのだが、モノ忘れ名人の呼び声高いボクは、まず間違いなくなんか大切なものを忘れるに決まっている。それが分かっているものだから、どうも気分が落ち着かない。持っていくべきものを念入りに考えてはみるけれど、準備万端!と素直に喜べないのだ。心の中にひっかかりがあるのである。もっと早くから準備を始めていれば、もっと落ち着いて考えられたのに、土壇場にならないと動こうとしない。損な性格である。

 鬼嫁がおでこにでっかいたんこぶをこしらえた。考えられないことだが、自分で開けた車のドアに頭をぶつけたのだ。普通、車に乗ろうとするときは、完全に自分の体が通るだけの空間を確保してから体を車内に入れようとする。それを、まだドアが開ききらないのに乗ろうとしたのである。こういう信じられない人間と、よくぞ30年も連れ添ってきたものだ。ひょっとしたら、ボクはすっごく人間ができているのかも知れない。

今日のプレミア版

展示作品:川は流れる
エッセイ:カナダは彼方
今日のワンポイント:スローシャッターによる表現
ネット撮影会9月分講評:
Ukiukiさんの作品
「シャラポアへの道険し」「歩け歩け!」

by osampo002 | 2006-10-16 22:02
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