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大輪

2006/07/31 MON(No.1215)



 今月分のネット撮影会投稿作品の講評がすべて終了した。都市化していく農村の風景を社会派風に切り取って見せたおおくじらさんの作品と、田植えをする息子の表情を面白く捉えたちゅりぼうくんの作品の2点が講師賞を獲得、いずれもお題の「農」を上手に消化した視点の鋭さが大きなポイントになった。他にも、畑の土だけを写したカンノさんの作品や、舗道に置いた玉葱を撮ったトマトさんの作品など、ユニークな作品もあって、講評するボクも楽しませていただいた。
 多くは真正面から農業の現場を撮った作品だったが、めずらしくもない作業風景をただ撮っただけという作品がけっこう数多くあって、そういう作品に対しては遠慮なく酷評させていただいた。写真を一つの芸術作品として仕上げるについて、見せ方の工夫や意図の訴え方などにまだ不足している部分が多い。被写体に迫る気概も足りない。
 また、相変わらずだが、現像やレタッチが下手。現像やレタッチも撮影と同様、意図をどのように表現するかの過程なのだから、ただ見た目が派手であればいいという段階は早く卒業してもらいたいものだ。

 来月のお題は「食」である。「飲」でもいい。ただ食べ物を撮っただけという作品がどれぐらい集まるか、今から楽しみである。酷評のし甲斐があろうってもんだ。

今日のプレミア版

展示作品:蕎麦と向日葵
エッセイ
今日のワンポイント:日の丸構図
ネット撮影会6月分講評:ミントンさんの作品「無題」
ネット撮影会2月分講評:「ブラックホール?」

by osampo002 | 2006-07-31 23:06
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