夕月に咲く 棚田写真集に掲載される写真がすべて決まった。エディターさんはずいぶん悩んだらしい。あーでもない、こーでもないと、とっかえひっかえした結果の結論である。撮影者としてまったく異論がないとは言わないけれど、こういう分業仕事では、それぞれの担当者の仕事を評価することがコトを進めるコツである。どうしても譲れないというのなら別だが、まあ、どっちでも大して変わらんという範囲なら、自論に執着するのは愚の骨頂だ。一冊の本を作るのはあくまでエディターであって、写真家は単に素材を提供しているに過ぎないのだから。 こないだの写真展と同じなのだ。外様が口を挟むとロクなことがない。だから、ボク一人の考えで作品も選んだし、展示順も決めた。写真展全体が一つの作品なのだから、だれか一人の感性と意図が前面に出て初めて、個性というものがそこに備わるのである。みんなで話し合って、などというと口当たりは良いだろうけど、作品を仕上げるというのはそういうレベルの問題ではないのだ。芸術と民主主義は絶対に相容れないと古代から決まっているのである。 全体像は固まった。あとはデザイナーや印刷職人の仕事になる。ボクの分担は個々の写真の微調整をやる程度。印刷物になることによって、明るさの加減や発色傾向が変わってくるので、それをデータの仕上げ直しで整えるわけだ。しばらく忙しくなりそうである。 ところで、その写真集の予約だが、まだ代金を振り込んでおられない人が25人ほどおられる。遅れる旨連絡をいただいた方も含んだ数字だから、多めになっているし、第一、発行はまだ3ヶ月も先のこと、急ぐ理由はなにもない。ただ、振り込みの連絡を確かにしたのに、そのメールが届いていないという人が今日出現した。他にもいる可能性がある。振り込み指示のメールが届いていない人、ご一報ください。 今日のプレミア版
梅下の男 展示作品:通常版「梅下の男」 エッセイ:直接配信テストの途中経過(続き) 今日のポイント:場違いも絵になる ネット撮影会講評:ぐりさんの作品「お母さんまだかな」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Premium版の購読申込みはこちら。 購読料(月間1,050円)はクレジットカードからの自動引き落としです。
by osampo002
| 2010-02-24 01:55
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