たいへんなことに 午前中は病院で検査、午後から出版社。早くも写真集の色校正だ。テスト刷りのページを12ページ分見せられて、発色の偏りを見る。本づくりってのは、こないだの写真展の展示作品作りのように、1枚1枚の写真を個別にプリントしていくのではなく、1枚のでーっかい紙に何ページ分も両面印刷して、それを2つ折り、4つ折り、8つ折りという具合に折りたたんで作る。綴じた後で三面を断てば本になるわけだ。したがって、このページの写真の色がちょっと気に食わないからといってそれを修正すると、他のページの写真の色が今度はおかしくなってしまう。なので、色校正というのは、本全体の発色傾向を確定させる段階ということになる。非常に重要なステップなのである。 とは言え、ボクもそうだが、写真家の多くは、よほど根性がひん曲がっているか自尊心が強すぎる人間以外、この色校でぐだぐだ言う人はいない。一番良く知っているのは本づくりのプロである編集者なのである。なまじシロートがいじると、本全体が妙ちくりんになってしまう。テスト版が上がった段階で、編集者があーでもないこーでもないと、何度も試し刷りしてあるのだ。良いですね、さすが!とお世辞の一つもカマしてくれば、万事平和にコトが運ぶのである。 ということで、とりあえず第一段階は終了。いい本になりそうだということだけは分かった。 今日のプレミア版
名残雪 展示作品:普及版「名残雪」 エッセイ:今日も検査、そして色校 今日のポイント:テーマが決まっていれば ネット撮影会講評:のりおくんの作品「雨後雪」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Premium版の購読申込みはこちら。 購読料(月間1,050円)はクレジットカードからの自動引き落としです。
by osampo002
| 2010-02-03 01:28
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