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2010/01/31 SUN(No.2493)


仲良しの4人





 昨日1冊、今日も1冊読んだので、今月の読書量はめでたく30冊で新記録達成となった。ほぼ1日1冊のペースだから多いとは言えないけれど、まったく、あるいはほとんど読めない日も当然あるわけだから、普通はなかなか30冊には到達しない。17日間の写真展に日参したのが効いた。
 昨日読んだのはリチャード・マシスンの「アイ・アム・レジェンド」、古典SFの名作である。2007年に映画化第3作目が公開されてそこそこのヒットになったことから、それに目を付けて新訳文庫化されたらしい。日本語訳もこれが第4作目、その人気度が知れる。
 映画は、1964年の第1作目「地球最後の男」は見ていないが、チャールトン・ヘストン主演の第2作目「オメガマン」(1971年)と、最新作ウィル・スミス主演のものは見た。三作目は、撮影技術やCGの迫力はさすがだったものの、原作とはかなり違う解釈がされていた。二作目のほうが原作に忠実だ。
 その原作だが、「オメガマン」を見た年に本も読んだので、あらすじはほとんど記憶している。今回の新訳で、より細部の描写やストーリーの組み立てまで読み込むことができた。「オメガマン」の印象が強烈に頭に残っていたので、読んでいてその映画のシーンが浮かんでくるのが楽しかった。
 今日読んだのは熊谷達也「氷結の森」。文句なしの5つ★だ。マタギの矢一郎はある事情から故郷の秋田を捨て、北海道各地を転々と流浪する暮らしを続けていた。だが、故郷からの追手との無用の争いを避けるには、樺太に渡り、さらに国境を超えるしかない。氷結した間宮海峡を渡り、革命に揺れる極東ロシアにたどりつく。だが、そこもまた安住の地ではなかった。日露戦争に従軍した過去を持つ矢一郎は、二度と銃を持たないと誓ったはずだったのだが・・・。読み始めたら止められなくなって、一気に最後まで読了した。第一級の冒険譚である。






リチャード・マシスン「アイ・アム・レジェンド」

キット評価:★★★★★




熊谷達也「氷結の森」

キット評価:★★★★★

今日のプレミア版


緑陰の庵



展示作品:普及版「緑陰の庵」
エッセイ:ベスト100参加申請締め切りました
今日のポイント:額縁構図
ネット撮影会講評:休載
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by osampo002 | 2010-02-01 03:37 | 本を読もう!
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