ランプ プレミア版に書いたような事情があって、今日はどうしても書斎の整理をやらなくてはならなかった。まるでゴミ屋敷かというぐらい、いろんなものが山積みになっていて、居住者本人が、なにがどこにあるのかすら分からない状態だった。入口は内側に開くドアになっているのだが、その開くスペースさえ確保できず、したがって、ドアは年中開いたままの状態だったといえば、その有様も想像できよう。 壁の一面は北向きの窓。その窓に向って、ボクの主戦場であるデスクが置いてある。デスクの両袖部分には、天井まで隙間なくプリンターやスキャナ、モデム、HDDが重なっている。残る3面は壁なのだが、全面が書棚や物置棚で埋め尽くされている。隙間なく、天井までびっしりだ。 ちょっとかさ張るものを運び出す都合上、そのゴミ屋敷の整理をやったわけだが、山ほど不用品をゴミ袋に突っ込んだにも関わらず、ほとんど空きスペースができない。原因は、壁の2面を占拠している硝子戸付き書棚である。中にはネガファイルやマウントファイル、プリントファイル、つまり、フィルム時代の作品が押し込んであるのだ。 全部で20万コマある。膨大な量だ。これだけあるにも関わらず、大半はゴミ同然である。というのも、今や出版社は、フィルムでは作品を受け取ろうとしないからだ。デジタル変換してから貰いたいという。 もし、時間と資金に余裕がたっぷりあれば、これらのフィルム作品をすべてデジタル化し、原版を放棄すれば、まことに快適な書斎になること間違いなしである。最近はレンタルコンテナが流行りで、とりあえず不要なものは、レンタル料を払ってそこに避難させておくことができる。しかし、保管状態は、これ以上ないというぐらい劣悪だ。温度や湿度管理など皆無であるから、フィルム作品など置いておこうものなら、1ヶ月でダメになってしまう。 というわけで、過去のフィルム時代の遺産が、ほとんど悪夢のように、ボクの生活領域を侵害しているわけである。だが、世の中がデジタル世界になったから、まだこの程度の悩みで済んでいるのだ。もし、まだフィルム時代が続いていたとしたら、考えるだに恐ろしい事態になっていたに違いない。 今日のプレミア版 暮れなずむ頃 展示作品:通常版「暮れなずむ頃」 エッセイ:時ならぬ大掃除 今日のポイント:「なる」と「する」 ネット撮影会講評:joseさんの作品 「四苦八苦の今年よ、さようなら」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Premium版の購読申込みはこちら。 購読料(月間1,050円)はクレジットカードからの自動引き落としです。
by osampo002
| 2009-01-27 01:54
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