憧れのハワイ航路 万葉倶楽部は、朝9時半には追い出される。普通のホテルなら、多少チェックアウトタイムをオーバーしても大目に見てくれるのだが、ここは厳格だ。でっかい音で、「さっさと帰れ!」というアナウンスが流れる。 みなとみらいは、朝のこの時間なら閑散としたものだ。大桟橋にちょうど飛鳥が入港するところだったので、それを見に行ったが、見終わったらすることがない。渋谷経由で、正午には帰宅。 行きに一冊、昨夜の風呂上りに飲みながら1冊、帰りに1冊、横浜の1泊2日で3冊の本を読んだ。 一昨日のコラムの続きみたいになるが、ボクが本好きになったきっかけは、ご幼少の頃の出来事だが、よく覚えている。小学校に上がったら、親父が毎月1冊ずつ、「少年文学全集」みたいなシリーズの本を買ってくれるようになったのだ。曽我兄弟の仇討ちだとか、義経物語だとか楠正成伝だとかの国内ものだけでなく、「フランダースの犬」や「十五少年漂流記」などの海外ものもあった。 極貧の一家であったから、その毎月1冊は、親父にとってはたいへんな散財だったと思うが、買ってもらうボクのほうはそれがなにより嬉しく、毎月の1冊を、それこそ、毎日のように繰り返し読んでいただけでなく、ノートに書き写していた記憶がある。 中学校に上がってからは、親父の蔵書の中の「日本文学全集」を読みふけった。全部で30冊近くあったような気がする。極貧の我が家にそういう全集があったということは、その当時から親父も本好きだったわけだ。高校に上がると、その中学時代に読んだ小説が国語の教科書に出てくる。夏目漱石とか森鴎外、石川達三などである。 当然、国語の成績だけは良くなる理屈で、数学や物理、英語なんぞは学年最下位付近を這いずり回っていたのに、国語だけはトップクラスだった。大学入試が国語だけだったら、間違いなしに東大に行けたところだ。 サラリーマンになってからも本ばかり読んでいた。客先回りと称して会社を出て、夕方まで喫茶店で読書である。1日に3冊、4冊ぐらいはザラで、直帰と連絡して会社には戻らず、終電まで読んでいたこともあった。そういう日は、6、7冊はやっつけたものだ。 今日のプレミア版 みなとみらいの朝 展示作品:後出し版「みなとみらいの朝」 エッセイ:忘年会 今日のポイント:休載 撮影会講評:休載 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Premium版の購読申込みはこちら。 購読料(月間1,050円)はクレジットカードからの自動引き落としです。
by osampo002
| 2008-12-21 20:53
|
カテゴリ
以前の記事
2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 フォロー中のブログ
書評は「脳内紙魚だらけ」に移転しました。
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||