赤い川面 今日は、浅田次郎の「地下鉄に乗って」を読んだ。1995年の吉川英治文学新人賞受賞作である。小説自体よりも、音楽座ミュージカルや映画、TVドラマで名を知られた作品なので、新聞解説などでなんとなく筋書きを知っていたし、もともとあまり人口に膾炙する小説は好きではないということもあって、今まで手に取ることがなかった。 しかし、小説家浅田次郎は好きだ。ボクと同世代ということもあるし、大の愛煙家というのもいい。雑誌のエッセイなどで、喫煙者擁護の論を張っているのを読んだりすると、思わず拍手したくなる。 で、まあ、読後感はなかなか良かった。「平成の泣かせ屋」と異名をとる作者であるにも関わらず、泣かせ場面はほとんどない。だけど、心がほのぼのとする読後感がある。いい小説だ。 このコラムでは、よく本の話を書く。ジャンルを問わず本が大好きなのである。どうも、この本好き体質は遺伝性であるらしく、親父もそうだったし、母親はそもそも物書きだし、すぐ下の弟は、蔵書が多くなりすぎたために、家を新築した。末弟の次男は、ボクの学生時代の蔵書を、こないだ洗いざらい強奪して行ったものだ。 今日のプレミア版 見返り美人 展示作品:通常版「見返り美人」 エッセイ:ネギ 今日のポイント:代役 撮影会講評:髭正さんの作品 「西日輝く刻」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Premium版の購読申込みはこちら。 購読料(月間1,050円)はクレジットカードからの自動引き落としです。
by osampo002
| 2008-12-20 00:52
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